外断熱

スタッフブログ

2021.01.26

今知りたい!断熱性能のアレやコレ

【断熱性能って具体的に何?】

 

断熱性能と一口に言っても!

断熱材。住宅に限らずいろんな場面で活躍するもので、主には外の熱を中に伝えない、中の熱を外に逃がさないために使われます。

住宅では主に、壁の内側と外側に断熱材を張り巡らせて使用します。

この断熱材が入ることで家の中の温度は一定に保たれ、かつ外の暑さ寒さに影響されない環境を作ることができます。

でも、古い家では外の空気と同じくらい冷え込んだり暑かったりと、快適とは程遠い環境です。

中には「高断熱の家」として建てたごく最近の家でさえも、冬になってみたら寒かったという事も。

断熱性能とは、断熱材だけで作り出すものではありません。

一言では語れない断熱性能について、今回はお話していきます。


 

高い断熱性能はどうやって作る?

では、断熱性能とはどういったものなのでしょうか?

これは上でお話しした通り、「外の熱を中に伝えず、中の熱を外に逃がさない」というものです。

夏の熱気や冬の寒気を家の中に持ち込まず、冷房や暖房の空気を外に逃がさない。

この環境を作るのは簡単そうに見えて実は非常に難しいことなのです。

その理由を以下に挙げてみましょう。

 

(1)工法の違い

内断熱工法(内部充填工法)、外断熱工法なんて言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

でもこの二つの工法の違い、分かりますか?

字面だけでみたら壁の中と外のどちらに断熱材を貼るか、という風に捉えてしまうかもしれません。

(私は最初聞いたときは、そういうことだと思っていました・・・。)

でも実際は違います。

内断熱工法とは、建物の柱と柱の間に断熱材を敷き詰める工法のことです。

どういう事?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

建物を建てている所を見たことがある方なら何となくイメージができるかもしれませんが、建物とは一番外側の壁で家を支えたりバランスをとっているわけではなく、柱で全体を支えているものです。

(何を当たり前のことを、とお思いの方もいるかもしれませんがこれがこのお話の肝なのです。)

壁の外側と内側に貼る断熱材を柱と柱の間に敷き詰めて、それをそのまま一番外側の壁で覆ってしまう工法が内断熱工法です。

これの何がいけないのでしょうか?

この工法だと柱と柱の間には断熱材が入っていても、柱自体には断熱材は付いていません

つまり、柱自身は外の気温にも中の室温にも曝されてしまうことになるのです。

柱は家の構造となる大事なものです。

それが熱くなったり冷たくなったりしたらどうなるでしょう?

当然、家も暑くなったり冷たくなったりしますよね。

柱を通して、家の中の熱や外の熱が出たり入ったりするのです。

いくら性能の良い断熱材を使っていても、これでは結局意味がありません。

いえ、全く無いとは言い切れませんが快適とは程遠い環境になることは火を見るよりも明らかでしょう。

では、もう一つの外断熱工法はどうでしょうか?

外断熱工法とは内側の断熱材は柱と柱の間に敷き詰め、外側の断熱材で柱ごと家全体をすっぽり覆ったうえで、一番外側の壁でまた更に覆ってしまう工法です。

内断熱工法でお伝えした通り、熱は断熱材で覆われていない柱を通じて出入りします。

それならば、柱ごと断熱材で覆ってしまえば、熱が出入りしないんじゃない?というのがこの工法です。

つまり、中や外を出入りする道を断ってしまえ、という事です。

そうすれば、勝手に家の中の熱が外に逃げることもありませんし、家の外の熱気が中に入ることもありません。

通る道がないのですから、そうですよね。

この二つの工法の違いが、高い断熱性能を作る要素の一つになっているのです。

 

(2)気密性能の高さ

では、外断熱工法をしていれば断熱性能は上がるのでしょうか?

外断熱工法でやっと熱だけが通る道を断つことができました。

でも家の熱の逃げ方ってそれだけじゃないですよね。

そう、「家の隙間」です。この隙間から家の暖かい空気が漏れ出ていくのです。

液体や気体は、いくらろ過してもその温度だけを分離することはできません。

いくら網を通そうと、空気とそれ以外の物質を分けることができるだけで、熱はろ過されることなく漏れ出ていきます。

いくら頑張って家の中を温め続けたところで、家に空いた無数の穴からその空気が漏れ出ていけば……もうお分かりですね。

家の断熱。必要なのは、「気密」なのです。

家の気密には前回お話しした通り、「換気と冷暖房の効率を上げ、家の温度ムラを無くす」効果があります。

断熱性能で家の中の温度をしっかり閉じ込め、気密性能でそれを全室に適用させることが必要になるのです。

 

(3)断熱性の高い開口部

「熱は開口部から逃げる」なんて言葉を聞いたことがあるでしょうか。

開口部とは「壁に開いている部分」、つまり窓や玄関ドアです。

壁や屋根自体は断熱材で覆われていますが、窓は開けたり閉めたりする箇所なので付いていません。

ガラス一枚で隔てた窓は熱を通しやすく、また外気との差で結露も起きやすいのです。

ではどうすればいいのでしょうか?

簡単です。ガラスの枚数を増やしてしまえばいいのです。

SANKOで使用している窓は全棟「トリプルガラス」で、その名の通り三枚のガラスで一枚の窓を作っています。

ガラスとガラスの間にはアルゴンガスが注入されています。

これは空気中にも3%程度含まれていて、熱を伝えにくく、また空気よりも重いガスです。

ガラスとガラスの間の空気は、二枚のガラスの温度差によって対流が起こりますが、このアルゴンガスは空気よりも重く空気の対流を抑えるため、ガラス間の温度差を伝えないという高い断熱性能を持っているのです。

少し難しい話になってしまいましたが、そういった断熱性能の高いガスを三枚のガラスで閉じ込めている窓です。

また、サッシも断熱性には重要なポイントとなっています。

アパートや古い家にお住まいの方、冬に窓が結露している所を見たことがある方は、窓のサッシを見てみてください。

恐らくアルミサッシが使われていると思います。

アルミサッシは熱伝導率が高いため外気に影響されやすいです。

外気によって冷やされたサッシに室内の暖かい空気が付着して結露するのです。

近年の断熱性の高い窓は「樹脂サッシ」というものが使われています。

樹脂でできたサッシはアルミサッシよりも熱伝導率が低いため、外気の温度を中に伝えず、また室内の温度を外に逃がすこともありません。

断熱性の高い窓というのは「樹脂サッシと複層ガラス」が使われている窓を指すのです。

当然、SANKOで使用している窓も「トリプルガラスの樹脂サッシ」です。

快適な家を望むなら、窓の断熱性の高さは気にしておく必要があるのです。

またそれは玄関ドアでも同じことが言えます。

熱は開口部から逃げる。

断熱性の高い窓や玄関ドアを使うことが、家の断熱性においても非常に重要な役割を果たしているのです。

 


断熱性と気密性、どちらを取るべき?

ここまで断熱性や気密性についてあれやこれやとお話してきましたが、結局この二つ、どちらが重要なのでしょうか?

外の気温を伝えにくい断熱性?換気の候率が良く、常に新鮮な空気で室内を満たすことができる気密性?

正解は、「どちらも」です。必ず、両方です。

気密のお話の時も書きましたが、気密性の高い家で室内の温度を一定に保ち、また快適な温度にするのには断熱性が必要です。

断熱性の高い家で冷暖房を効率的に行い、また家の温度ムラを無くすには気密性が必要なのです。

いいとこどりだと思いますか?どちらもなんて不可能だと思いますか?

私たちは、これを「当然のこと」と考えています。

だってそうですよね。

いくら断熱性が良くても気密性が無ければ何の意味もないし、気密性がどんなに良くても断熱性が無ければどうしようもないのですから。

実際、「高気密・高断熱」はいろんな工務店やハウスメーカーも謳っている言葉です。

家を建てる側としては、これが「当たり前」だと理解しているのです。

それが、どのくらいのクォリティを保っているのかをしっかり見極めていく事が、これからの家づくりにおいて重要なことになるでしょう。

 


断熱性能の確かめ方

では実際、そのクォリティというのはどうやって確かめればいいのでしょうか?

気密性能と同じく、断熱性能というのは数値化できます。

UA値Q値という値がこれになります。

どちらも小さいほど性能が高いという事になります。

UA値やQ値の違いについてはまた難しい話になってしまいますが、この二つは「換気による熱損失を考慮しているか否か」、「床面積で計算するか外皮面積で計算するか」という差があります。

Q値は換気による熱損失を考慮していますが、床面積を使って計算します。

床面積で計算するという事は、大きな家であればあるほど延べ床面積が大きくなり、計算上では性能が高く評価されるという事になります。

対してUA値は換気による熱損失は考慮していませんが、外皮面積(外気に接する面積)を使用して計算しています。

そのため、家の大きさによってバラつきが出るQ値に比べ平等に評価できる項目となっています。

状況によって値が変わるQ値よりも、UA値で断熱性能を評価している所を選ぶのが良いでしょう。

また、先ほどもお話しした通り断熱性能と切って離すことができないのが気密性能。

これを全棟実施しているかどうか?というところを指標の一つとすると良いでしょう。

UA値、C値共に評価ができている会社を選ぶことが快適な暮らしを実現する第一歩です。

 


SANKOの断熱性能

ここまで断熱の大切さについてお話してきました。

では実際私達SANKOの家ではどうなのでしょうか?

SANKOではUA値は平均0.33、C値は0.1を下回ります。

全棟においてBELS取得、そして第三者機関に依頼した気密測定も実施しています。

その家その家の性能をしっかりお見せする事ができます。

また、材料には無垢材を使用していますので家中どこでも新築特有の薬品の臭いなどがせず、快適に健康的に過ごしていただけます。

岡山でも№1の性能を是非体感しにお越しください。

特にこの冬の時期はSANKOの家の性能の高さをより実感していただけるかと思います。

夏も当然涼しいですが、冬は本当に暖かいです!

暖まりついでに是非家づくりのお悩みをご相談ください。

また、SANKOでは気密測定会も実施しています。

実際に家の気密を数値化するところをご見学いただけます。

気密測定士さんの濃~いお話を聞きたい方も是非一度お越しください。

(イベントの予定はブログに掲載しています。※高性能住宅を真剣に考えられている方限定)

SANKOモデルハウスへのご見学をご希望の方は、お問い合わせフォームからご応募ください。