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スタッフブログ

2021.04.19

接着剤って家づくりでも使うの?

家を建てる際に使われている接着剤についてご存じですか?

意外と知らない接着剤のコト

接着剤。そう聞いてどんなものを想像しますか?

木工用ボンド?瞬間接着剤?糊のようなもの?

手芸に使ったり工作に使ったりと、接着剤の用途や種類は様々です。

家づくりでも、接着剤を使用する事があります。

今回はその「家づくりで使用する接着剤」についてお話します。


そもそも接着剤とは?

家づくりで使用する接着剤は「構造用接着剤」と呼ばれ、主に家の構造部分(柱や壁、小屋組、土台、筋交い、床版、屋根版など)に使用される高強度の接着剤のことを指します。

壁紙で使用する接着剤は「非構造用接着剤」と呼び、上の構造用接着剤とは区別されており、主に壁紙やタイル、家具などに使用されます。

使われている薬品も様々なものがありますが、その中でも家づくりでよく使われるいくつかの接着剤についてご紹介します。

・レゾルシノール系接着剤

レゾルシノール系接着剤とは正確にはレゾルシノール樹脂系接着剤というものです。

レゾルシノールとホルマリンを主原料とする接着剤で、硬化速度が他の接着剤に比べて速く、また常温でも硬化するため、集成材などで主に使われています。

・フェノール樹脂系接着剤

これはフェノールとホルマリンを主原料とする接着剤で、常温接着用と加熱接着用があります。

LVL(集成材の一種)や合板に主に使われており、耐水性・耐熱性に優れ、接着性能も高い接着剤です。

・ウレタン樹脂系接着剤

イソシアネート系原料、ポリエーテル・ポリエステル系原料を主成分とした接着剤です。

1液タイプ(薬品はこれだけ)は水分と反応して硬化するものが多く、2液タイプ(2つの薬品を反応させて使用する)はポリオール成分とイソシアネート成分を反応させます。

主にフローリングを貼る際に使われ、耐熱性・密着性があります。

 

他にもたくさんの種類の接着剤があります。

ほとんどが薬品を使用して作るものになります。

気になる方は是非調べてみてください。


接着剤はどこで使われているの?

皆さんは集成材という言葉を聞いたことがありますか?

集成材とは読んで字のごとく、木材を寄せ集めて一本の柱を成した材の事です。

LVLもそうですがこの集成材、実際に見たことがある方なら分かると思いますが、ホッチキスや釘などで留めてあるものではありません。

実は、この材は接着剤を使用して貼りあわされているのです。

他にも床板を貼る際に使用したり、断熱材を貼る際に一部使用したりします。

接着剤を全く使わず家づくりをするのはなかなか難しく、どんな家でも一部分で必ず使用するものになります。

キッチンやユニットバスなどの住宅設備でも接着剤は使われています。

意識して見てみると、必要最低限だけでもいろんなところで接着剤は使われているのです。


接着剤は使ってはいけないのか?

接着剤は様々な薬品によって作られています。

それらは決して体に良いものではありません。

では、接着剤は使ってはいけないのでしょうか?

いいえ、どんなものにも接着剤は使われています。

私たちの生活において、接着剤を全く使わず生きることは不可能です。

重要なのは、その割合なのです。

上で挙げたような集成材は、接着剤こそ使用していますがその強度は非常に高く、また一本の木ではなく貼り合わせの木材なので、無垢材のように湿気や温度によって収縮し、捻じれてしまう事はありません

また、揺れに対しても無垢材では耐えられない揺れに集成材は耐えることができます。

このように、デメリットばかりではないのです。

しかし、だからと言って家の全ての構造材を集成材や合板で済ませてしまっていいのでしょうか?

壁紙を貼る時も、床を貼る時も、家の枠を作る時も、常に接着剤が使用されている…。

想像してみてください。

それは全てが接着剤で覆われた家と何ら変わりないのです。

接着剤は薬品によって作られます。

経年により揮発し、空気中にその成分が逃げていきます。

そうなるとどうなるでしょうか?

壁も床も天井も、全てが接着剤を使用している空間では、その揮発した成分は逃げ場が無く、そして私たちの体の中に入り込むのです。

その結果がシックハウス症候群です。

一時社会的な問題になったこの病気は、いろんな人が苦しめられました。

家を建てたあなただけではなく、その子供にまでも。

一時よりも収まったとはいえ、全く無くなったわけではありません。

気づいていないだけであなたが敏感だったら?子供が敏感だったら?年老いた親が敏感だったら?

苦しむのは、あなただけではありません。

とは言え、上で述べたように全く接着剤を使わないという事は非常に難しく、実現し難いものです。

大事なのは、割合。バランス。

どうしても構造上大切なところは集成材を使い、普段の生活で触れるところは自然素材を使う

絶対に壁紙を使わないと家が壊れるわけではありません。

絶対に集成材だけを使わないと家が崩れるわけではありません。

この先何十年も暮らしていく自分たちと家族の健康を考えれば、どちらが良いかは明白でしょう。


SANKOでも接着剤を使います

私たちSANKOの家も接着剤を使用します。

集成材も使用します。

でもそれは家の耐震性や構造等を考慮したうえで、必要最低限の物だけ。

全てを無垢材で賄うこともできますが、無垢材には無垢材の個性があります。

必ずしも無垢材だけを使うことが善ではないのです。

使わなければいけないところは使うけれど、使う必要が無いところは絶対に使わない。

材料の適材適所をきちんと考えて施工しています。

それは例えば、ビニールクロスを一切使わず全棟漆喰塗りを標準にするだとか、合板フローリングを使用せず全棟無垢フローリングを標準仕様にするだとか、そういったSANKOの健康に対する徹底したこだわりに表れています。

また、SANKOの家は非常に気密が良いので常に換気が行えています。

室内の空気が滞留することが無いので、仮に使用した接着剤から有害物質が揮発しても健康的に暮らすことができるのです。

常に計画された換気による新鮮な空気や、自然素材の快適さを感じられるモデルハウスへのご予約は以下のURLからお願いいたします。

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また、2021年5月9日(日)には完成してしまうと隠れてしまう構造の部分を見ていただける、「気密・構造見学会」を行います。

実際に建てている家の構造について大工さんからのお話や、気密測定を行います。

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