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2026.07.01
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「住まいの断熱検定」に挑戦してみました ― HEAT20の新しい取り組み【設計お役立ち情報 Vol.60】
岡山市、倉敷市を中心に高性能住宅の家づくりをしているSANKOの松村です。
今回は、住宅の温熱環境について研究・提言を続けている団体「HEAT20」から届いたニュースをご紹介します。
HEAT20(一般社団法人 20年後の日本の家を考える会)は、日本の住宅の断熱性能を底上げするために活動してきた団体です。独自の断熱基準「G1・G2・G3」を提案し、これが後に国の断熱等級の上位グレードの土台になったことでも知られています。SANKOでも、家づくりの性能検討をお話しする際に、このG1〜G3という言葉をたびたび使わせていただいています。
「住まいの断熱検定」スタート
そのHEAT20が2026年7月1日、一般の方向けの新しい取り組みとして「住まいの断熱検定」を公開しました。
これまでHEAT20は、どちらかというと設計者や技術者向けに、専門的な断熱手法や基準づくりに力を入れてきました。ただ、家の性能は工務店側の努力だけでは完結しません。
実際にそこで暮らす方々や、家づくり・販売に関わる方々自身が、高断熱住宅の意味やメリットを理解していることも同じくらい大切です。
とはいえ、一般向けの情報発信は「易しすぎれば誤解のもとになり、専門的すぎれば消化不良になる」というバランスの難しさがあります。
今回の検定は、そのちょうどいい塩梅を狙って、楽しみながら断熱の知識を深められるように企画されたものだそうです。年齢や立場を問わず、どなたでも、いつでもHEAT20のホームページから無料で受験できます。
住宅会社や不動産会社、建材・設備メーカーの営業担当の方にもおすすめとのことで、まさに私たちのような家づくりの現場に立つ人間にも歓迎の言葉がかけられていました。
さっそく私も挑戦してみました。
結果は25問中25問全問正解でした。オンラインで答えるとその場で合否がわかり、合格すると証書もダウンロードできる仕組みになっています。
問題自体は専門用語をこねくり回すようなものではなく、日々の暮らしの中で感じる「なぜ冬は寒いのか」「なぜ夏は暑苦しいのか」といった素朴な疑問を、断熱の視点から見直すような内容でした。設計に携わる立場としても、あらためて基本を確認するいい機会になったと感じています。
家づくりの検討段階で、断熱性能の数値やグレードだけを見せられても、実生活での違いをイメージするのは簡単ではありません。
そこで大切なのが、こうした検定のような形で、専門知識を身近な形に翻訳して伝える取り組みだと思います。
知識があれば、住宅会社の説明を鵜呑みにするのではなく、自分自身でも考えられるようになります。これは、これから家を建てる方にとっても、すでに住んでいる家のメンテナンスやリフォームを考える方にとっても、同じように役立つはずです。
「住まいの断熱検定」は無料で、しかも数分あれば受けられる内容です。家づくりを検討中の方はもちろん、すでにお住まいの断熱性能が気になる方も、腕試し感覚でぜひ一度チャレンジしてみてください。
私たちSANKOも、こうした一般の方向けの取り組みを積極的にご紹介しながら、これからも「正しく知って、納得して選べる家づくり」のお手伝いをしていきたいと思います。
検定の詳細・受験はHEAT20公式サイト(https://www.heat20.jp/)よりご確認ください。
