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家づくりコラム

2025.06.06

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【最新版】断熱等級の違いと選び方|新築住宅の基準が変わる!【岡山注文住宅コラムVol.72】

岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

 

「断熱等級って最近よく聞くけれど、実際には何を意味しているの?」

「新築を建てるとき、どの断熱等級を選べば良いの?」

そんな疑問をお持ちではありませんか?

 

この記事では、住宅性能を左右する重要な基準である「断熱等級」について詳しく解説します。各等級の違いや、断熱等級が住宅に与える影響、さらに今後の住宅選びで注目すべきポイントまでを網羅しています。

この記事を読むことで、「断熱等級とは何か」「自分たちの暮らしに最適な断熱等級とはどれか」が分かるようになります。

これから新築住宅をご検討されている方、ご家族の健康と快適さを重視したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

断熱等級の基本を理解しよう

 

断熱等級とは、住宅の断熱性能を数値化し、基準に基づいてランク分けしたものです。等級が高いほど、外気温の影響を受けにくく、室内温度を一定に保ちやすくなります。

日本では、住宅性能表示制度の一環として、断熱等級(正式には「外皮平均熱貫流率:Ua値」による等級)を定めています。2022年には新たに等級6と7が追加され、省エネ住宅への関心がさらに高まっています。

 

 

断熱等級ごとの性能差と基準値

 

以下の表は、主な断熱等級とUa値(外皮平均熱貫流率)の目安をまとめたものです。

断熱等級 _ 主な基準Ua値(6地域)_ 内容
等級4 0.87以下 最低限の省エネ基準
等級5 0.6以下 ZEH水準、より高い省エネ性能
等級6 0.46以下 G2レベル、省エネ性+快適性
等級7 0.26以下 G3レベル、トップクラスの断熱性能

数字が小さいほど断熱性能が高く、外気温の影響を受けにくくなります。

 

 

断熱等級の決まり方と関係する要素

 

断熱等級を決める要素には、以下のようなものがあります。

  • 壁、床、天井、屋根、窓の断熱材の性能と施工方法
  • サッシやガラスの断熱性(樹脂サッシ・Low-E複層ガラスなど)
  • 建物の形状(凹凸や開口部の面積比)
  • 外皮平均熱貫流率(Ua値)の計算結果

住宅の外皮全体からどれだけ熱が逃げるかを示すUa値が、断熱等級の基準になります。

 

 

断熱等級の確認方法を知っておこう

 

自宅の断熱等級を確認するには、以下の手段があります。

  1. 設計士や工務店に計算書を提示してもらう
  2. 長期優良住宅やBELS評価書をチェックする
  3. 住宅性能表示制度の認定を受けた住宅で確認する

信頼できる工務店や設計士であれば、等級の根拠を明示してくれます。

 

 

断熱等級が高い家に住むメリット

 

断熱等級が高い住宅には多くの利点があります。

  • 冷暖房の効率が良くなる:冷暖房費が下がり、家計に優しい
  • 温度差が少なくなる:部屋ごとの寒暖差が少なく、ヒートショックのリスクを軽減
  • 結露が発生しにくい:カビやダニの発生を抑え、健康な室内環境に
  • 長期的に快適に暮らせる:夏涼しく冬暖かい住まいが実現できる

断熱性能を高めることは、家族全員の健康と快適な暮らしにつながります。

 

 

断熱等級が高い住宅に潜む注意点

 

一方で、断熱等級が高い住宅には注意点もあります。

  • 初期コストが高くなる:高性能な断熱材や窓の導入にはコストがかかる
  • 過剰な断熱で湿気がこもる可能性:気密性と換気計画が適切でないと結露のリスクがある
  • 施工技術に依存する:高い等級でも施工が不十分だと効果が出にくい
  • 間取りやデザインに制約が出る場合がある:大きな窓や吹き抜けなどのプランニングに工夫が必要

性能を活かすには、気密性や換気とのバランスも重要です。

 

 

断熱等級6以上が新築住宅の新基準に

 

住宅の省エネ基準は今後ますます厳しくなっていくと予想されます。実際に、政府は2030年に新築住宅の平均でZEH基準以上の性能を求めています。

そのため、これからの新築住宅では断熱等級6(G2グレード)以上が新しいスタンダードとなります。家族の健康や光熱費削減を考えたときにも、等級6以上の住宅を選ぶことが非常に重要です。

 

 

断熱等級と一緒に考えたい性能ポイント

 

断熱性能を最大限に活かすには、気密性や遮熱性とのバランスが重要です。

たとえば、いくら断熱材が高性能でも、気密性が低ければ室内の空気が外に逃げてしまい、効果が半減します。また、夏の熱気を遮るためには、屋根や窓の遮熱対策も欠かせません。

HEAT20 G3グレードの住まいは、断熱・気密・遮熱の3つのバランスが整って初めて本来の快適性を発揮します。

 

 

まとめ

 

断熱等級は、住宅の快適性と省エネ性能を左右する非常に重要な指標です。等級が上がるほど、光熱費の削減や健康リスクの低減など、多くのメリットがあります。

その一方で、初期コストや設計面での制約があるため、信頼できる工務店や建築士とよく相談することが大切です。

これから新築住宅を建てる方は、ぜひ断熱等級6以上の性能を検討し、快適で健康な住まいづくりを目指しましょう。

岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。 HEAT20 G3ランクの心地よさを、ぜひご体感ください。

夏の暑さを遮り、室内の涼しさを保つ高性能住宅の実力を、ぜひご自身で確かめてみてくださいね。