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家づくりコラム

2025.09.08

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もう怖くない!水害に強い注文住宅の作り方【岡山注文住宅コラムVol.136】

岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

ここ数年、大雨や台風による水害が全国で増え続けています。

住宅を購入しようと考えている方の中には、

「自分たちの家は大丈夫なのだろうか」

「水害に強い家を建てるには何を意識すればいいのだろう」

と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、水害が多い日本で安心して暮らせる「水害に強い家」づくりのポイントを、土地選びから排水計画、建物の性能、災害後の回復力まで幅広く紹介します。

読み進めることで、水害対策を取り入れた住まいの考え方が分かり、家族の安全を守るために工務店を選ぶ際の基準も理解できます。

これから岡山で注文住宅を検討するご家族、防災意識を高めたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

水害が多発する日本での家づくりに必要な視点

日本は台風・梅雨前線・ゲリラ豪雨といった自然災害が多く、国土交通省の統計では毎年数万棟の住宅が浸水被害を受けています。

特に、平成30年の西日本豪雨のように想定外の大雨が一度に降るケースでは、都市部や山間部を問わず大きな被害が出ています。

このような被害から、家族を守るためには「水害に強い家」を計画することが重要です。

住宅の断熱性能耐震性能と同じように、水害への備えも欠かせません。

水害に強い家を考えるときは、次の3つの視点が大切です。

  1. 土地選び(浸水しにくい場所を選ぶ)

  2. 建物計画(基礎や排水の工夫で水を防ぐ)

  3. 災害後の暮らし(早く元の生活に戻れる回復力を持たせる)

これらをバランスよく取り入れることで、家族を安心して守れる住まいを実現できます。

ハザードマップの確認と土地選び

水害に強い家を建てる第一歩は、土地選びです。

ハザードマップの活用

市町村が公開するハザードマップでは、想定される浸水の深さや過去の災害履歴が確認できます。

岡山市や倉敷市でも地域ごとに詳細な浸水想定が示されており、土地購入前には必ず確認する必要があります。

岡山県 各市町村ハザードマップ一覧

標高と地盤の重要性

標高が数メートル高いだけで浸水リスクは大幅に下がります。

さらに、地盤調査を行い、強固な地盤かどうかを確認することが重要です。しかし地盤調査は土地購入前にはできませんので、周辺エリアの地盤調査の状況を不動産屋さんに確認してみましょう。

埋立地や低地では水はけが悪く、豪雨時に排水が追いつかない可能性が高くなります。

利便性とのバランス

利便性が高い都市部ほど水害リスクがあるエリアも多いため、「通勤・通学に便利な場所」「安全性」を比較しながら検討することが大切です。

土地は一度選んでしまうと変えられません。

だからこそ、水害に強い家を実現するには、最初の土地選びがもっとも重要なステップなのです。

雨水・排水のコントロールが命を守る

土地が決まったら、次は敷地と建物の排水計画が欠かせません。

敷地全体の排水設計

敷地の高低差を利用して雨水を自然に流す工夫をすることが必要です。

雨水桝や排水管を設け、家の基礎周りに水が溜まらないようにします。

特に、浸水被害の多くは床下への浸水から始まるため、基礎周辺の排水は最優先で考える必要があります。

建物自体の工夫

基礎の高さを標準より高く設定する「かさ上げ基礎」は有効な対策です。

例えば、基礎を40cm高くするだけで床上浸水のリスクを大幅に下げられます。

また、最近は床下換気口を設けない工法が主流ですが、床下換気口を高い位置に設置することで、水が逆流しにくい構造にできます。

ちなみにSANKOの家は基礎までしっかり気密がとれているので、床下に換気口などはなく、水害時も床下浸水の被害を受けにくいのが特徴です。

雨水を一時的に蓄える仕組み

雨水タンクや調整池を設けることで、一度に流れ込む雨水を減らせます。

タンクに貯めた水は庭の散水や非常時の生活用水として活用できるため、環境と防災の両面で役立ちます。

「水をどう逃がすか」 「どう一時的に受け止めるか」 を設計段階で考えることが、水害に強い家の基本になります。

災害後も安心して暮らせる「回復力のある家

水害は「その瞬間」だけでなく「その後の生活」にも大きな影響を与えます。

「回復力のある家」とは

回復力のある家とは、被害を最小限に抑え、早く元の生活に戻れる家です。

災害後も健康的に暮らせることが大切で、家の性能が大きく影響します。

高性能住宅が持つ強み

  • 高気密高断熱の住宅は泥や湿気の侵入を防ぎやすい
  • 自然素材を使った内装は調湿性に優れ、災害後のカビの発生を抑えられる
  • 太陽光発電蓄電池があれば、停電時でも最低限の生活を維持できる

たとえ浸水が発生しても、家の性能によって復旧のスピードが変わります。

家族が安心して暮らし続けられるためには「回復力のある家」を目指すことが重要です。

水害対策に強い工務店の選び方

水害に強い家を建てるためには、信頼できる工務店選びも欠かせません。

地域の災害を熟知している工務店

岡山県南エリアで数多くの施工実績を持つ工務店は、その地域のハザード特性を理解しており、適切な提案ができます。

提案力のある工務店

かさ上げ基礎や排水計画、自然素材を用いた防湿施工など、具体的な提案をしてくれる工務店は信頼できます。

打ち合わせの段階で「どんな水害対策が可能か」をしっかり確認しましょう。

アフターサポートの充実

災害後の点検や修繕対応を迅速に行ってくれる工務店であれば、建てた後も安心して暮らせます。

水害に強い家を実現するには、家そのものの性能だけでなく、「誰と家を建てるか」が大きなカギを握っています。

【まとめ】家族を守る家は災害に備えてこそ

この記事では、水害に強い家を建てるために必要な考え方を紹介しました。

土地選びではハザードマップの確認標高のチェックが重要であり、排水計画や基礎の工夫によって浸水のリスクを下げられます。

また、災害後も安心して暮らせる「回復力のある家」を目指すことが、家族の安全につながります。

水害が多発する日本では、防災を意識した家づくりが欠かせません。

事前の準備と正しい知識を持つことで、安心できる暮らしを実現できます。

岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。

HEAT20 G3ランクの居心地の良い空間です。


高性能住宅を是非ご体感に来てみてくださいね。