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2025.07.18
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ガルバリウム鋼板の外壁【設計お役立ち情報 Vol.50】
住まいづくりにおいて、間取りや内装と同じくらい大切なのが「外壁材の選定」です。
見た目の美しさだけでなく、将来のメンテナンスや暮らしやすさに大きく関わる部分だからこそ、慎重に選びたい。
私たちが標準仕様として採用しているのは、「ガルバリウム鋼板」。
初期費用としてはやや高く感じられるかもしれませんが、長期的に見れば非常に優れたコストパフォーマンスを発揮する外壁材です。
一般的に多く使用されているのは、窯業系サイディングと呼ばれる外壁材です。
豊富なデザインと手頃な初期費用が魅力ですが、10〜15年ごとに塗装や補修が必要になることも多く、将来的にはメンテナンスコストがかさんでしまう可能性があります。
その点、ガルバリウム鋼板はサビや劣化に強く、適切なメンテナンスを行えば40年以上にわたり美観と機能を保ちます。
塗り替えの頻度も少なく済み、長い目で見れば経済的な選択です。
家を建ててからが新しい暮らしのスタートです。
できるだけメンテナンスにかかる負担を減らし、生活費や教育費といった日々の支出を圧迫しないようにしたいですよね。
特にお子さまの成長期には、習い事や進学などで予期せぬ出費が重なることもあります。
そうしたタイミングで外壁の補修費用が重なることは、精神的にも経済的にも負担になりかねません。
家は建てて終わりではなく、そこから始まる暮らしの舞台です。
だからこそ、将来を見据えた素材選びが、安心とゆとりのある暮らしにつながるのかなと思います。
松村