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家づくりコラム

2025.10.11

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コンパクトな家で叶える快適な暮らし|施工例・広く見せる工夫も紹介【岡山注文住宅コラムvol.149】

岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

「家を建てたいけれど、土地が狭い」

「予算を抑えたいけれど、快適な暮らしもあきらめたくない」

そんな悩みを持つご家族は多いのではないでしょうか。最近では、無駄のない間取りと高性能な設備を組み合わせた“コンパクトな家”が注目されています。

この記事では、コンパクトな家の特徴やメリット・デメリット、実際の施工例、そして広く見せるための工夫を詳しくご紹介します。

コンパクトな家を検討している方、または家づくりを始めたばかりのご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください。

コンパクトな家の特徴

コンパクトな家とは、延床面積が20坪〜30坪前後の住宅を指します。
限られた空間の中でも、家族が快適に暮らせるよう設計や動線を工夫しているのが特徴です。

一般的に、リビングやキッチン、寝室などの主要な生活スペースを中心に配置し、廊下や収納スペースを最小限に抑えることで、居住空間を最大限に確保します。

たとえば、リビングとダイニングを一体化させたり、吹き抜けを設けて開放感を出したりすることで、面積以上の広さを感じられます。

近年は高気密高断熱性能を高めることで、少ないエネルギーでも快適に過ごせる住まいが増えています。

コンパクトな家はどんな人におすすめ?

「コンパクトな家」は、単に“狭い家”ではなく、無駄を省きながら快適に暮らせるよう設計された住まいです。
家族構成やライフスタイルによって、最適な広さは異なりますが、実は多くの世帯にマッチする柔軟な住まい方が可能です。
どんな人にコンパクトな家が向いているのかを具体的にご紹介します。

1. 共働きで家事を効率化したいご夫婦

共働き家庭にとって、家事や育児の時間をいかに短縮するかは大きな課題です。
コンパクトな家は、動線が短く、キッチンから洗面室、ランドリールームまでの距離を最小限に設計できるため、家事効率が非常に高まります。
例えば、キッチンのすぐ横に洗濯機と物干しスペースを配置することで、料理をしながら洗濯も完了できます。
「帰宅後の家事負担を減らしたい」「効率よく動ける間取りにしたい」という方には、コンパクトな家が最適です。

2. 子育て世帯で家族のつながりを大切にしたい方

コンパクトな家は、家族の距離が自然と近くなる設計です。
リビングやダイニングを中心に、どの部屋からも家族の気配を感じられる間取りが可能です。
たとえば、リビング階段を採用することで、子どもが自室へ行く際にも自然と顔を合わせる機会が増え、コミュニケーションが生まれます。
小さなお子さまがいるご家庭にとっては、目が届きやすく安全性の高い住まいといえます。

3. 将来を見据えて平屋暮らしをしたいシニア世帯

老後も安心して暮らせる住まいを考える方には、コンパクトな平屋が人気です。
階段の上り下りがなく、ワンフロアで生活が完結するため、身体への負担を軽減できます。
また、必要な部屋数を絞り込むことで、掃除や管理の手間も少なくなり、無理のない暮らしが実現します。
「老後の暮らしを見据えた終の棲家を考えたい」という方にもおすすめです。

4. 土地の制約があるエリアで建築を考えている方

都市部や利便性の高い地域では、土地が限られており、敷地面積が30坪前後というケースも少なくありません。
そうした土地でも、コンパクトな家であれば、必要な居住スペースをしっかり確保できます。
上下階の動線を工夫した2階建てや、ロフト・スキップフロアを取り入れることで、実際の面積以上に広く使える設計も可能です。
土地条件に合わせて柔軟にプランを立てられるのは、コンパクトな家ならではの魅力です。

コンパクトな家のメリット

1. コストを抑えられる

建物の延床面積が小さいため、建築コストや土地代を抑えられる点が大きなメリットです。
たとえば、延床30坪の家を坪単価80万円で建てる場合、総額は2,400万円前後になります。40坪の家に比べると約800万円のコストダウンが可能です。
また、外壁や屋根の面積が少なく済むため、将来的なメンテナンス費用も軽減できます。

2. 光熱費が安くなる

空間がコンパクトであるほど、冷暖房効率が良くなります。
高断熱・高気密仕様と組み合わせることで、エアコン1台でも家全体を快適に保てるケースもあります。
結果的に、年間の光熱費が約20〜30%削減できる家庭も多く、省エネで環境にも優しい住まいとなります。

3. 家事動線が短く、暮らしやすい

コンパクトな家は動線が短くなるため、家事効率が大幅にアップします。
たとえば、キッチン・洗面所・洗濯動線を一直線に配置すれば、料理をしながら洗濯物を干すことも可能です。
共働きや子育て世帯にとって、時間のロスを減らせるのは大きな魅力です。

4. 掃除がしやすく、管理がラク

部屋数や床面積が少ないため、日々の掃除や整理整頓にかかる時間が短縮できます。
家全体が見渡せるサイズ感なので、物が散らかりにくく、いつでも清潔な空間を保ちやすい点もメリットです。

コンパクトな家のデメリット

1. 収納スペースが限られる

コンパクトな家では、収納を確保するスペースが限られます。
そのため、造作収納やロフト収納、床下収納などの工夫が必要です。
最近では、家族構成やライフスタイルに合わせて「使う場所に収納する」設計が主流になっています。

2. 将来的な家族構成の変化に対応しにくい

子どもの成長や同居家族の増加により、手狭に感じる場合があります。
可変性のある間取り(仕切りを設けられるリビングや多目的スペース)を取り入れることで、ライフステージの変化にも柔軟に対応できます。

3. プライバシーの確保が難しい場合も

コンパクトな間取りでは、家族同士の距離が近くなるため、生活音やプライバシーの問題が気になる場合があります。
断熱材を兼ねた遮音材の活用や、部屋の配置バランスを工夫することで快適性を高めることができます。

コンパクトな家の施工例3選

施工例①:開放感のある2階リビングの住まい(延床28坪)

住宅街の中にある30坪の狭小地ということで、こちらの住まいでは2階リビングを採用しました。

勾配天井で明るく開放的なLDKとなり、ご夫婦がリラックスして過ごせる住まいに仕上がりました。

1階には将来的に間仕切りできる6帖の洋室と、ゆったりくつろげる和室があります。

施工例②:キャットウォークのある2階建て(延床22坪)

「なるべく無駄なく暮らしたい」というご家族の思いを叶えたコンパクトな住まい。

14帖ほどのLDKですが、吹き抜けからしっかりと光が入り、とても明るく開放的に過ごせます。

また、間取りは3LDKで1階に1部屋設けた1階完結型の住まいとなっております。

施工例③:家事楽動線が特徴の二人暮らしの平屋(延床22坪)

ご夫婦お二人で暮らす平屋の住まい。

LDKを中心に、寝室・和室や、洗面脱衣室と繋がっており、移動が少なく家事ラクに過ごせます。

コンパクトでも広く感じさせるためのポイント

1. 吹き抜けや勾配天井で縦の広がりを演出

天井を高くすることで、実際の床面積よりも広く感じられます。
南側に大きな窓を設ければ、自然光がたっぷり入り、明るく開放的な空間になります。

2. 収納を造作して生活動線をスッキリ

家具を置かずに壁面収納や床下収納を採用することで、部屋を広く使えます。
使う場所に合わせた収納をつくることで、物が散らかりにくく、空間の美しさを保てます。

3. 色使いと素材で視覚的な広がりを演出

内装を明るい色合いで統一し、素材に自然光が反射するようにすると、奥行きが感じられます。
SANKOでは真っ白な漆喰壁を標準仕様としており、どの空間も広く明るく感じられます。

まとめ

コンパクトな家は、無駄を省きながらも快適さとデザイン性を両立できる住まいです。
コストを抑えつつ、高性能な住宅性能と工夫された間取りを実現すれば、狭さを感じない豊かな暮らしが叶います。

SANKOの家では、岡山県南エリアで高気密高断熱の住宅を多数手掛けています。
限られた敷地や予算の中でも、快適で長く愛される家づくりをご提案しています。

岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。

HEAT20 G3ランクの快適な、居心地の良い空間です。