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家づくりコラム

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2025.11.23

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ハウスメーカーとどう違う?工務店の高性能住宅が「本物」といわれる理由【岡山注文住宅コラムvol.168】

岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

注文住宅を検討している多くの方が、「工務店 ハウスメーカー 違いが分からない」という疑問を抱きます。

性能や価格、自由度など、どれも大きな判断要素ですよね。

この記事では、工務店とハウスメーカーの違いを、特に高性能住宅の視点から、専門的かつ分かりやすく解説します。

性能比較、設計力の差、自然素材との相性、そして高性能住宅を建てるならどちらが向いているのかを、数字や実体験を交えて紹介します。

この記事を読むと、家づくりの検討初期に抱えがちな不安が解消し、どちらを選ぶと後悔しないのかが明確に分かります。

「工務店とハウスメーカーの違いが知りたい」「性能とコストのバランスが良い注文住宅を建てたい

という方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

ハウスメーカーとの違いを性能面で比較

 工務店とハウスメーカーの性能の違い

結論として、岡山の気候に合わせて最適化された標準仕様で家づくりを行う工務店は、

地域に合った性能を確実に発揮できる点が大きな特徴です。

岡山は「晴れの国」と呼ばれるほど日照時間が長い一方で、夏は高温多湿、冬は朝晩の冷え込みが強いという特徴があります。

こうした地域特性に合わせて、断熱材の厚み、窓の仕様、日射取得と日射遮蔽のバランスなどをあらかじめ標準仕様として最適化している工務店は、無駄のない性能バランスを実現できます。

→ハウスメーカーの標準仕様は全国共通であることが多く、地域の気候に合わせて細かい最適化をする仕組みではありません。

エリア全体で共通の仕様を適用するため、地域特性に対して“過剰”あるいは“不足”が生まれるケースがあります。

一方、地元工務店では地域ごとの温度差・日射量・湿度変化を前提に標準仕様が設計されているため、

岡山で暮らす家族にとって必要な性能が最初から備わっています。

結果として、余計なオプション追加をしなくても高い快適性が得られる点が強みです。

字で見る性能差

岡山の気候条件を踏まえた標準仕様の場合、以下のような性能値が実現しやすくなります。

  • UA値(断熱性能)
    ・工務店(地域最適化仕様):0.26〜0.34前後
    ・全国型ハウスメーカー:0.46〜0.6前後

  • C値(気密性能)
     ・工務店:全棟気密測定、C値0.3㎠/㎡以下 (SANKO:全棟気密測定、C値0.1㎠/㎡以下)
     ・ハウスメーカー:全棟測定ではないケースも多い

岡山は冬の最低気温が氷点下近くまで下がる日があり、夏は35℃を超える日が増えています。

こうした気候では断熱・気密性能の最適化が欠かせません。

地域に寄り添った工務店の標準仕様は、無理なく高性能を実現でき、光熱費・結露リスク・室温の安定性において非常に高い効果を発揮します。

一棟一棟に手間をかける設計と施工

工務店の設計力と自由度

注文住宅における工務店の強みは、敷地条件・周辺環境・家族構成に合わせてプランを細かく調整できる点です。

日当たり、風の通り道、既存の街並みなどを踏まえ、ゼロから設計を行うことができます。

ハウスメーカーは規格化された図面をベースに調整しますが、自由度は工務店に比べると低く、標準仕様から外れると追加費用が必要な場合があります。

施工品質へのこだわり

工務店は現場監督が継続的に現場を確認し、断熱材の施工状態、気密処理、柱・梁の収まりなどを丁寧にチェックします。

性能を左右する部分は特に厳しく管理され、品質のばらつきを抑えられます。

ハウスメーカーは施工ルールが明確で一定品質は保ちやすいものの、標準化の範囲内で施工するため、柔軟な調整は難しいという特徴があります。

工務店はなぜC値・UA値にこだわるのか?

数値で住宅性能を証明するため

工務店がC値やUA値にこだわる最大の理由は、住宅性能を客観的に証明できるからです。

高性能住宅は「なんとなく暖かい」ではなく、数字で明確に性能を示さなければなりません。

UA値は外皮の断熱性能を示し、C値は家全体の気密性能を示します。

この2つの値が優れていることで、冬の暖かさ・夏の涼しさ・光熱費・結露の発生リスクなどが大きく変わります。

毎日の暮らしと健康に影響する

C値が0.3以下の注文住宅では、冬でも外気の影響を受けにくく、朝の室温差が2〜3℃変わると言われています。

これは光熱費だけでなく、体調管理のしやすさにも影響します。

これらの理由から、工務店はC値とUA値を全棟で測定し、性能を数値で保証しようとします。

自然素材×高性能という新しい選択肢

 自然素材と高性能は両立できる

自然素材を使った注文住宅と高性能住宅は、両立が難しいと誤解されることがあります。

しかし、適切な施工を行えば、自然素材の調湿性と高性能住宅の断熱・気密性能はむしろ相乗効果を生みます。

天然木や漆喰は湿度の変化を和らげ、冬の乾燥や夏の蒸し暑さを軽減します。

これに高い断熱性能が加わることで、快適な室内環境がより保ちやすくなります。

健康を優先した注文住宅

自然素材を多く取り入れた注文住宅は、化学物質の影響を抑えられるため、敏感な体質の方や子育て世帯に適しています。

ハウスメーカーでは採用が限定的な素材も、工務店では柔軟にカスタムできる点が特徴です。

高性能住宅こそ、信頼できる工務店とつくるべき理由

コストパフォーマンスの高さ

工務店は展示場維持費や広告費が少ないため、同じ予算で高い性能を実現しやすい特徴があります。

価格に反映される余計なコストを抑え、断熱性能や気密性能に予算を投下しやすくなります。

相談しやすい体制

工務店は地域密着型であるため、設計・施工・アフターサービスの担当者と長く関係を築けます。

建てた後の不具合相談やメンテナンスもしやすく、住んだ後の安心感にもつながります。

まとめ

工務店とハウスメーカーの違いを性能・施工・自然素材・コストの視点から解説しました。

高性能住宅を建てるなら、細かな調整ができる工務店の注文住宅がより適しています。

工務店は気密性能や断熱性能を数値で証明でき、自然素材を使った健康的な暮らしを実現できます。

ハウスメーカーには標準化された安心感がある一方、性能や自由度は工務店の強みです。

岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。


HEAT20 G3ランクの暖かく、居心地の良い空間です。
冬の高性能住宅を是非ご体感に来てみてくださいね。