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2025.12.21
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ペットに優しい自然素材でつくる家|健康と快適性を両立する注文住宅の考え方【注文住宅コラムvol.177】
岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

ペットと暮らす家づくりを考える際、
「ペットの健康に配慮したい」
「床や壁の素材選びで失敗したくない」
「ペットのニオイや傷が心配」
という悩みを抱えるご家族は多くいらっしゃいます。
特に近年は、ペットを家族の一員として考えるご家庭が増え、ペットと暮らす家に注目が集まっています。
この記事では、「ペットと自然素材」をテーマに、ペットと自然素材の相性、メリットとデメリット、取り入れる際の注意点、実際の施工事例までを分かりやすく解説します。
この記事を読むことで、ペットと暮らす家に自然素材を取り入れるべき理由、素材選びで失敗しない考え方、後悔しない家づくりのポイントが明確になります。
ペットと安心して長く暮らせる注文住宅を検討しているご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
ペットと自然素材の相性
ペットと自然素材の家は、健康面と快適性の両面で高い相性を持っています。
なぜなら、自然素材は化学物質の使用を抑えた素材が多く、室内環境を安定させやすい特徴があるためです。
一般的な新建材には、接着剤や塗料に含まれる化学物質が使用される場合があります。
一方、無垢材や漆喰、珪藻土などの自然素材は、素材本来の性質を活かして製造されるため、ペットが床や壁に近い位置で生活しても安心感が高まります。
犬や猫は人よりも床に近い高さで生活し、呼吸回数も多い傾向があります。
そのため、床材や内装材の素材選びは、ペットの健康を守るうえで重要な要素となります。

ペットと暮らす家で自然素材を使うメリット
自然素材がもたらす健康面のメリット
ペットと自然素材の家は、健康的な室内環境を保ちやすい点が大きなメリットです。
理由として、自然素材は空気中の湿度を調整する性質を持つ素材が多い点が挙げられます。

例えば、無垢材は湿度が高い場合に湿気を吸収し、乾燥時には湿気を放出します。
室内湿度が40〜60%程度に保たれることで、ペットの皮膚トラブルや呼吸器への負担を抑えやすくなります。
また、化学物質の放散量が少ない素材を選ぶことで、ペットが長時間室内で過ごしても安心できる環境を整えられます。
結果として、人とペットの両方が快適に暮らせる住まいにつながります。
自然素材がもたらす快適性のメリット
ペットと自然素材の組み合わせは、生活の快適性を高める効果も期待できます。
自然素材は触れたときの温度変化が緩やかで、四季を通じて心地よい感触を保ちます。
無垢フローリングは、冬場でも冷たさを感じにくく、夏場はさらっとした足触りが特徴です。
ペットが床でくつろぐ時間が長い家庭では、床材の快適性が生活の質に直結します。
さらに、自然素材は経年変化によって風合いが増すため、ペットの成長とともに家に味わいが生まれます。
家族とペットが同じ時間を重ねる住まいとして、精神的な満足度も高まります。

ペットと暮らす家で自然素材を使うデメリット
自然素材における傷や汚れのデメリット
自然素材の家には、注意すべきデメリットも存在します。
特に無垢材は、表面が柔らかいため、ペットの爪による傷が付きやすい傾向があります。
犬の体重が10kgを超える場合、走った際に床へかかる負荷は想像以上に大きくなります。
その結果、フローリング表面に細かな傷が増える可能性があります。
また、自然素材は水分を吸収しやすい素材も多く、ペットの粗相によるシミが残る場合があります。
素材の特性を理解せずに採用すると、見た目の変化に後悔するケースもあります。
自然素材におけるメンテナンスのデメリット
自然素材は、定期的な手入れが必要となる点もデメリットとして挙げられます。
無垢材の床は、表面を保護するためにオイルメンテナンスを行う場合があります。
オイル塗装は1〜2年に1回程度の塗り直しが推奨されるケースが多く、手間を感じるご家庭もあります。
また、漆喰や珪藻土の壁は、強く擦ると表面が削れる場合があります。
ペットと自然素材の家を選ぶ際は、素材の美しさだけでなく、維持管理の手間も考慮することが重要です。
ペットと暮らす家で自然素材を取り入れる時のポイント
ペットと自然素材に適した床材選びのポイント
ペットと自然素材の家づくりでは、床材選びが最も重要なポイントとなります。
無垢材を選ぶ場合は、樹種による硬さの違いを理解する必要があります。
例えば、オークやナラは比較的硬く、傷が付きにくい無垢材として人気があります。
一方、パイン材は柔らかいため、ペットの爪跡が目立ちやすくなります。
表面仕上げには、ウレタン塗装ではなく、自然オイル塗装を選ぶことで、傷が目立ちにくく補修しやすくなります。
ペットの生活スタイルに合わせた床材選びが、後悔しない家づくりにつながります。
ペットと自然素材に配慮した壁材・内装材のポイント
壁材や内装材にも、ペットと自然素材の相性を考慮することが大切です。
漆喰や珪藻土は、消臭効果や調湿効果が期待できる素材として注目されています。
ペットのトイレ周辺やリビングには、消臭性能を持つ自然素材を採用することで、ニオイ対策に効果を発揮します。
また、腰壁として無垢材を張ることで、壁のひっかき傷を防ぐ工夫も可能です。
自然素材の特徴を活かしながら、ペットの行動範囲を想定した内装計画が重要となります。

ペットと暮らす家の施工事例
赤磐市 K様邸
🐱猫ちゃんと暮らす家

こちらのお家では、猫ちゃんが快適に過ごせるように、2階に猫ちゃんのためのお部屋をつくりました。

猫ちゃんの爪対策として、腰高まで板張りを施しています。
さらに、階段の入り口には猫ちゃんの安全確保のため格子戸を設置。


階段横スペースは収納としても活用できます。
岡山市北区 O様
🐶ワンちゃんと暮らす家

こちらのお家では、ワンちゃんが安全に暮らせるよう、床材に浮造り加工の杉板を採用しています。
柔らかく凹凸のある床で滑りにくく、ワンちゃんの足腰への負担を軽減してくれます。

まとめ
ペットと自然素材の家は、健康面・快適性・安心感の面で多くの魅力を持っています。
一方で、傷やメンテナンスといったデメリットも存在するため、素材の特性を理解したうえでの計画が重要です。
床材や壁材をペットの生活に合わせて選ぶことで、自然素材の良さを最大限に活かした住まいが実現します。
ペットを家族の一員として考えるご家庭にとって、自然素材の注文住宅は有力な選択肢となります。
岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。
HEAT20 G3ランクの居心地の良い空間です。
高性能住宅を是非ご体感に来てみてくださいね。
