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2025.06.09
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住宅性能表示制度とは|住宅性能表示制度をわかりやすく解説【岡山注文住宅コラムVol.75】
岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。
「住宅性能表示制度」という言葉を聞いて、「なんとなく聞いたことはあるけど、実際にはどういう制度なの?」と感じていませんか? 家づくりを検討している多くの方が、同じような疑問や不安を抱えています。
本記事では、住宅性能表示制度の基礎から、そのメリット・デメリット、等級の種類、利用時の流れや費用、注意点までをわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、「住宅性能表示制度」の全体像と、どのように家づくりに役立てれば良いかがしっかりと理解できるようになります。
「性能の見える化」に興味のあるご家族や、「後悔しない家づくりをしたい!」と考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
住宅性能を“見える化”する制度とは?
住宅性能表示制度とは、住宅の性能を分かりやすく数値化・等級化して、第三者の評価機関が客観的に評価する制度です。これは平成12年にスタートした「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」に基づいて導入されました。
住宅性能表示制度の目的は、購入者や建築主が住宅の性能について正確に把握しやすくすること、性能を見える化することで、安心して住宅を選べる環境を整えるための制度です。
住宅性能の評価ってどうやって決まる?
住宅性能表示制度では、住宅を10の分野にわけて評価します。評価は等級や数値で行われ、国土交通大臣の登録を受けた評価機関が客観的に実施します。
この制度は、新築住宅だけでなく、中古住宅(既存住宅)にも適用可能です。新築では10分野、中古では9分野で評価が行われます。
「住宅性能表示制度」を取り入れるメリットとは
住宅性能表示制度を利用するメリットは以下の4点です。
性能の可視化で選びやすくなる
数値で示されるため、断熱性や耐震性などの性能を明確に比較できます。カタログスペックでは分からない性能差も一目瞭然です。
信頼できる第三者評価
自社基準ではなく、登録された第三者評価機関が評価するため、信頼性が高いです。買い手としては、安心材料となります。
売却時の価値維持に貢献
評価書があれば、将来的な売却時に住宅の性能をアピールできます。資産価値の保全に寄与します。
金利優遇などの制度利用が可能に
断熱性能や耐震性の等級が一定水準を超えることで、住宅ローンの金利優遇が受けられる場合もあります。
押さえておきたい!住宅性能表示制度の注意点
制度にはもちろんデメリットもあります。以下のような点に注意が必要です。
性能向上には費用が伴う
等級が高くなるほど、求められる性能基準が高くなり、断熱材の厚みや設備機器の性能向上が必要になります。結果として、建築コストが上昇する傾向にあります。
評価取得に費用が必要
評価には数万円〜十数万円の費用がかかります。性能を証明する書類としての価値はありますが、コスト負担は無視できません。
実際の暮らしとのギャップ
評価は設計段階の内容を基に行われるため、実際の居住環境とは少しずれる場合もあります。居住後の快適性とは別で考え、完成見学会やモデルハウス見学での体感や、実際のお客様の声を参考にしましょう。
どんな点がチェックされる?評価項目の全体像
住宅性能表示制度における新築住宅の評価項目は、以下の10分野です。
必須項目
- 構造の安定(耐震等級)
- 火災時の安全
- 劣化の軽減
- 維持管理・更新への配慮
- 温熱環境(断熱等級、一次エネルギー消費量等)
- 空気環境
選択項目
- 光・視環境
- 音環境
- 高齢者等への配慮
- 防犯対策
これらをバランスよく高めることが、住みやすい住宅へとつながります。
評価書を手にするまでの流れ
- 設計段階で評価機関に設計図書を提出
- 書類審査と評価
- 必要に応じて現地調査(竣工時)
- 評価書発行
この流れを通じて、正式な性能評価書が取得できます。
申請は誰が?手続きを進める人とは
申請は、建築主(施主)または建築会社が行います。多くの場合は、工務店やハウスメーカーが代行します。SANKOの家でも、性能表示制度の申請代行を行っていますので、ご安心ください。
どのくらいかかる?利用に必要な時間と費用
申請から評価書発行までは2〜3ヶ月程度かかるのが一般的です。費用は建物規模によって異なりますが、おおよそ5万円〜15万円程度が目安です。
SANKOの家では、HEAT20・G3相当やG3レベルの高性能住宅を前提として設計しているため、制度との相性も非常に良いです。
制度を有効活用するための4つのポイント
・制度の評価基準は更新されることがあるため、最新の基準を確認する
・等級の意味をしっかり理解し、性能のバランスを取る
・評価は設計図に基づくため、施工の質も重視する必要がある
・制度を過信せず、実際の生活の快適性も大切にする
覚えておきたい代表的な等級
代表的な等級は、
- 断熱等級(1〜7)
- 耐震等級(1〜3)
- 劣化対策等級(1〜3)
- 維持管理対策等級(1〜3)
- 一次エネルギー消費量等級(1〜6)
HEAT20でいうと、G2=断熱等級6、G3=断熱等級7に相当します。 SANKOの家では、G3相当(UA値0.36)からG3の住宅を標準提案しており、最上位ランクの快適性をご体感いただけます。
まとめ – 性能を知り表示することで安心のマイホームを
住宅性能表示制度は、性能を数値化・等級化することで、住宅の安心・快適・資産性を見える化する優れた制度です。
注文住宅を検討するご家族にとって、性能を数値で把握し、将来にわたって安心できる家を建てるための重要なツールといえます。
性能だけでなく、自然素材や間取り、デザインにもこだわった住宅を体感していただけますので、岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はぜひモデルハウスにお越しください。
蒸し暑い夏の時期こそ、HEAT20 G3ランクの高性能住宅をご体感に来てみてくださいね。