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家づくりコラム

2025.05.16

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勉強も仕事もOK!使いやすいスタディスペースのつくり方|新築で後悔しないためのポイント【岡山注文住宅コラムVol.71】

岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

「子どもの勉強スペースをつくってあげたいけれど、場所が限られていて難しい」

「テレワークが増えたので、自宅にワークスペースを設けたい」

そんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、家づくりで人気が高まっているスタディスペースについて詳しく解説します。

勉強にも仕事にも使える多目的な空間としての魅力や、設置場所・必要な広さ・設計の工夫、実際の施工例まで、具体的な情報をたっぷりご紹介します。

この記事を読むことで、注文住宅でスタディスペースを後悔せずにつくるためのヒントが得られ、家族全員が心地よく過ごせる住まいづくりに一歩近づくことができます。

小さなのお子さまがいるご家庭や、在宅ワークの環境を整えたい共働きのご夫婦は、ぜひ最後まで読んでみてください!

目次

スタディスペースとは?

スタディスペースとは、家の中に設ける「勉強や作業に集中できる小さな空間」のことです。

特に注文住宅では、リビングの一角や廊下の一部、階段下などのデッドスペースを活かしてつくられることが多く、限られた面積でも設置しやすい点が人気の理由です。

もともとは子どもの「リビング学習」を意識したスペースとして広まりましたが、最近では在宅ワークや家計管理、読書などにも活用できる多目的スペースとして注目されています。

いわば“家族みんなのための小さなワークステーション”のような存在です。

書斎のように完全に独立した個室ではなく、家族の気配を感じながらも集中できる適度な距離感が魅力で、家事の合間に使いたい保護者や、まだ一人部屋が不要な小さなお子さまにも最適です。

スタディスペースを上手に取り入れることで、生活にゆとりが生まれ、家族それぞれが自分の時間を持てるようになります。

スタディスペースの使い方

スタディスペースは、子どもの勉強机として使うだけではありません。以下のような使い方ができます。

リビング学習の場として

小学校低学年の子どもは、保護者の目が届くところで勉強することで安心し、集中しやすくなります。

リビングの一角にスタディスペースをつくると、自然と学習習慣が身につく環境が整います。

親子のコミュニケーションの場に

スタディスペースでは、親が隣で仕事や読書をしながら、子どもと時間を共有できます。

時間の共有によって、子どもは安心感を得られ、学習のモチベーションにもつながります。

 多目的スペースとして

保護者のテレワーク、読書、趣味のスペースとしても活用できます。

リモート会議用のスペースとして使っているご家庭もあり、使い道は家庭によってさまざまです。

散らかりにくい収納一体型

造作カウンターに引き出しや棚をつけることで、文房具や教材をすっきり収納できます。

整理整頓が習慣化しやすく、親の片づけの手間も減ります。

スタディスペースはワークスペースとしても使える

共働き家庭の増加やテレワークの普及により、スタディスペースを仕事用のワークスペースとして使うニーズが高まっています。

この見出しでは、具体的な活用方法や設計の工夫についてご紹介します。

子どもの勉強と親の仕事、時間で使い分ける

スタディスペースはリビングやダイニングの一角に設けられることが多いため、子どもが学校に行っている日中は親の仕事スペースとして活用することが可能です。

家族間で「いつ・誰が使うか」をあらかじめルール化しておくことで、互いの集中を妨げずに効率的に使えます。

例えば、朝9時〜16時まではテレワーク用、夕方から夜にかけては子どもの宿題や勉強時間といったように、ライフスタイルに合わせて柔軟に共有できます。

在宅勤務でも疲れにくい環境づくり

長時間座ることになる仕事中は、空調や採光も重要です。

SANKOの家はHEAT20 G3ランクの高断熱住宅なので、室温が一定に保たれやすく、エアコン効率も抜群。

さらに、南向きの採光窓をうまく取り入れたレイアウトで、日中は明るく自然光が入る快適な作業空間になります。

実際のお客様からも、「書斎を設けなくてもこのスタディスペースで十分仕事ができる」と満足の声をいただいています。

スタディスペースに必要な広さは?

スタディスペースに必要な広さは、用途や設置人数によって異なります。

1人分の目安は幅100〜120cm、奥行き50〜60cm

小学生〜高校生の学習には、幅100cm、奥行き50cm程度があれば十分です。

これくらいのスペースであれば、教科書・ノート・筆記用具を広げても窮屈には感じません。

2人並べるなら幅180〜200cm

兄弟姉妹で並んで勉強できるようにしたい場合は、幅180cm以上を確保すると安心です。

中央に間仕切りや照明を追加することで、集中力も高まります。

棚や照明も設計に含める

カウンター上にオープン棚をつけたり、手元を照らすスポットライトを設けることで、より快適な学習環境になります。

照明の位置は、右利きであれば左側からの光が理想的です。

スタディスペースはどこにつくる?

 

スタディスペースをどこにつくるかによって、使いやすさや家族のライフスタイルとの相性が大きく変わります。

ここでは、注文住宅でよく採用されている代表的な設置場所を7つご紹介します。

暮らし方に合った場所を選ぶことが、後悔しないための第一歩です。

リビングの一角に設ける

最も人気が高いのが、リビングの一部を活用したスタディスペースです。

リビング学習ができるため、小さなお子さまが一人で部屋にこもることなく、親の目が届く場所で勉強できます。

親が家事をしながら子どもの宿題を見守れるというメリットがあります。

キッチン横やダイニングのそば

家事の合間にサッと使いたいという方には、キッチンの横やダイニングの一部にカウンターを設けるレイアウトが便利です。

夕食の準備中に子どもが宿題をしたり、家計簿や献立の作成をしたり、短時間の作業にもぴったりです。

廊下や階段下のデッドスペース

限られた間取りでも設置しやすいのが、廊下の突き当たりや階段下を利用するパターンです。

コンパクトながら落ち着ける空間になりやすく、「こもれる感じがあって集中できる」という声もあります。

明るさや通風に配慮した設計がポイントです。

寝室の一角に設置する

在宅ワークをする機会が多い方には、寝室にスタディスペースを組み込む方法もおすすめです。

日中は静かに集中でき、夜は照明を落として読書スペースとしても使えます。

扉付きの収納や間仕切りを設けると、寝室と切り分けやすくなります。

子ども部屋の入口付近

将来的に子どもが個室を使うようになっても、スタディスペースを子ども部屋の外に設けておけば、成長に応じて使い分けることができます。

小学校低学年まではリビング学習、中高生になったら部屋にこもらずこのスペースで集中するという使い方も可能です。

2階ホールや吹き抜けの横

家全体の動線を考慮して、2階ホールにスタディスペースを設けるケースも増えています。

吹き抜けの近くに配置すれば、家族のつながりを感じながらも程よく静かな空間になります。

将来的に収納や趣味のスペースとして転用しやすいのも利点です。

スタディスペースのメリット・デメリット

 

スタディスペースには多くの利点がありますが、デメリットも理解した上で導入することが重要です。

スタディスペースのメリット

スタディスペースのメリット①学習習慣がつきやすい

毎日の学習環境が整っていることで、子どもは自然と机に向かう習慣が身につきます。塾や学童に頼らずとも、家庭内で学力を伸ばす土台ができます。

スタディスペースのメリット②家族のつながりが深まる

親が家事をしながらでも子どもとコミュニケーションが取れるため、親子の距離が近くなります。とくに小学生低学年のうちは精神的な安心感にもつながります。

スタディスペースのメリット③柔軟に使える

使わなくなった後も、読書スペースやワークスペースとして活用できます。将来的な用途変更がしやすいため、長く使える点も魅力です。

スタディスペースのメリット④インテリアのアクセントになる

壁紙や照明、造作棚で個性を出すことで、おしゃれな空間演出にもつながります。デザイン性も高められる場所です。

スタディスペースのデメリット

スタディスペースのデメリット①スペース確保に悩む

限られた床面積の中で、どこにスタディスペースを設けるかは悩ましいポイントです。動線や収納とのバランスも重要になります。

スタディスペースのデメリット②集中できない場合も

テレビの近くや家族の動線上に設けると、集中力が散漫になる可能性があります。設置場所やレイアウトに注意が必要です。

スタディスペースのデメリット③整理整頓が必要

リビングに学用品が散らかっていると生活感が出すぎてしまうため、収納計画も一緒に考える必要があります。

スタディスペースのデメリット④音や光の影響を受けやすい

家族の話し声やテレビの音、照明の明るさが学習に影響することもあります。落ち着いて勉強できる環境づくりが求められます。

スタディスペースの施工実例まとめ

 

SANKOの家でスタディスペースを取り入れた、注文住宅のいくつかの事例をご紹介します。

事例①:ダイニングと一体になったスタディスペース

 

L字に造作カウンターを設置し、片側は2人並んで使えるスタディスペース、もう片方は造作棚を下につくりました。教材、資料、書籍などをさっと取り出せるのがいいですね。

事例②:スタディスペースのあるリビングで家族時間を大切に

 

 

窓際の壁一面に造作カウンターを設置することで、明るい場所で勉強や作業に取り組めます。

リビングにつくることで、家族とのコミュニケーションも取りやすくなりますね。

 

 

事例③:静かな寝室の一角にスタディスペース

 

 

寝室の一角に造作カウンター+造作収納を設置しました。

就寝前・起床後の時間に勉強や読書、作業ができるスタディスペースです。

 

事例④:大きな壁付け収納のあるスタディスペース

 

 

 

リビングのテレビ台裏に壁を立て、集中して作業ができる半個室スタディスペースをつくりました。

大きな造作棚も壁面に設置し、収納力もしっかりあります。

事例⑤:本棚階段下のスタディスペース

 

 

デッドスペースになりがちな階段下を利用しスタディスペースを作りました。

少しおこもり感のある空間になり、集中して作業に取り組めます。

キッチン、ダイニングからも近くでお子様の勉強の様子を見守れるのがいいですね。

まとめ

 

スタディスペースは、子どもの学習スペースとしてだけでなく、大人のワークスペースや趣味の作業場としても活用できる、暮らしに寄り添った空間です。

場所や広さ、用途をしっかり考えて計画することで、家族の生活がより快適に、より豊かになります。

SANKOの家では、実際のモデルハウスにて、空間のサイズ感や素材感をご体感いただけます。間取りやレイアウトの疑問にも、経験豊富なスタッフがしっかりお応えいたします。

岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。


HEAT20 G3ランクの快適で、居心地の良い空間です。
高性能住宅を是非ご体感に来てみてくださいね。