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家づくりコラム

2025.11.11

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天井板張りの魅力|天井板張りでつくる温もりのある空間【岡山注文住宅コラムVol.163】

岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

家づくりの打ち合わせの中で、「天井を板張りにしたい」とご相談を受けることが増えています。
SNSや雑誌などでも見かける機会が多く、木の温もりを感じるインテリアとして人気です。しかし、「天井板張りにすると部屋が暗くなるのでは?」「コストは上がる?」といった疑問も多いのではないでしょうか。

この記事では、天井板張りの魅力や注意点、人気のデザインまで、家づくりの参考になる情報を詳しくご紹介します。
読んでいただくと、天井板張りがどんな空間演出を叶えてくれるのかしっかり分かります。

木の温もりやデザイン性にこだわりたい方、自然素材を活かした住まいを検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

天井板張りとは?

天井板張りとは、天井面に木材の板を張って仕上げる方法です。

SANKOの家の天井は漆喰仕上げが標準仕様ですが、オプションで天井板張りに変更することができます。

板張りの天井は、木の質感や香りを感じられ、自然素材ならではの温かみのある空間をつくり出せます。

素材ごとに色味や木目の表情が異なり、ナチュラル・モダン・和風など、さまざまなテイストに対応できます。

天井を板張りにする場所

天井板張りは場所によって印象や効果が異なります。
用途や雰囲気に合わせて取り入れると、より効果的にデザインを引き立てることができます。

リビング

リビングの天井に板張りを採用すると、家族が集う空間が一気に温かくなります。
木の質感がソファや家具と調和し、まるでカフェのような雰囲気に。
梁見せ天井や間接照明との相性も良く、立体感と高級感が生まれます。

ダイニング・キッチン

ダイニングやキッチン上だけを部分的に板張りにするのもおすすめです。
天井にアクセントができることで、空間のゾーニング(区切り)が自然に生まれ、開放感を損なわずに空間を引き締められます。

和室

和室に天井板張りを取り入れると、自然素材の温もりが際立ち、伝統的な和の雰囲気を感じられる空間になります。
ヒノキやスギなどの無垢材を使用すると、木目や色合いの美しさがより一層際立ち、落ち着きのある上質な和室を演出できます。
特に、天井を板張りにすることで畳や障子との調和が生まれ、心が安らぐ空間に仕上がります。

寝室

寝室の天井を板張りにすると、柔らかい木の質感に包まれた、リラックスできる空間になります。

照明を間接照明にすることで、木の表情がより引き立ち、安らぎのある寝室を演出できます。

また、寝室は一日の疲れを癒す場所です。天井の板張りは視覚的にも温かみがあり、夜の照明の光を柔らかく反射するため、落ち着いた雰囲気を保てます。

玄関ホール

玄関の天井を板張りにすると、家に入った瞬間から木の香りがふわっと広がり、来客にも好印象を与えます。
小さな面積でも木の存在感が際立ち、「家の顔」として印象に残るデザインになります。

吹き抜け

吹き抜け空間に天井板張りを採用すると、開放的な中にも温もりを感じる印象的な空間に仕上がります。
板張りの天井は視線が上に抜けるため、木目の流れが空間全体に広がり、より立体的でダイナミックな印象を与えます。

特にレッドシダーのような濃淡のある木材を使うと、自然な陰影が生まれ、照明との相性も抜群です。

天井板張りのメリット

1. 自然素材がつくる温もりと安らぎ

天井板張りの最大の魅力は、自然素材の持つ柔らかい表情です。
木の色合いや木目が空間に温かみを与え、視覚的にもリラックスできる雰囲気を生み出します。

無垢材だと経年変化によって色味が深まり、年月とともに味わいが増していきます。

2. 高級感・デザイン性が高い

木の板を天井に張ることで、空間に立体感が生まれます。
照明の陰影や梁とのコントラストも美しく、同じ間取りでも印象がまったく異なります。

3. 調湿・断熱効果が期待できる

木材には湿度を調整する働きがあります。
夏の湿気を吸い取り、冬の乾燥時には水分を放出してくれるため、快適な湿度を保ちやすくなります。
また、空気層を含む板材は断熱性もあり、天井面の冷えをやわらげる効果も期待できます。

天井板張りのデメリットと注意点

1. コストが高くなる

天井板張りは、素材と施工の手間がかかるため、費用が上がる傾向にあります。
一枚一枚の板を丁寧に張り合わせる必要があり、木材の選定や加工も重要になります。
また、木の種類や張り方によっても仕上がりが変わるため、職人の技術力が求められます。

ただし、長期的に見ると、クロスのように張り替えの頻度が少ないため、メンテナンスコストを抑えられるというメリットもあります。
デザイン性と耐久性のバランスを考慮して選ぶことが大切です。

2. 天井が低く感じることがある

木材の色が濃い場合、天井がやや低く感じることがあります。
そのため、濃い色は吹き抜けや勾配天井など高さのある空間に使用するのがおすすめです。

天井板張りの人気の施工方法

1. リビングのアクセント天井

リビングの一部、特にテレビ背面からダイニング方向にかけての天井を板張りにするケースが多いです。
照明を間接照明にすることで、木目が美しく浮かび上がり、ラグジュアリーな印象になります。

2. 勾配天井の板張り

屋根の形状を活かした勾配天井は、開放感が魅力です。
板張りにすることで、視線が上方向に導かれ、空間の広がりを強調できます。
また、梁を見せるデザインとも相性が良く、ナチュラルモダンな雰囲気を演出します。

3. 和室や寝室の板張り天井

和室では、ヒノキやスギの板張りが人気です。
香りや風合いが落ち着きをもたらし、旅館のような安らぎを感じられます。
寝室の場合は、照明を間接照明にしてやわらかい光を当てると、よりリラックスした空間になります。

天井板張りの施工で失敗しないためのポイント

1. 部屋の高さと色味のバランスを確認する

明るい木は空間を広く見せ、濃い木は重厚感を出します。

2. 照明計画を同時に立てる

ダウンライトや間接照明をうまく配置することで、木目の陰影を美しく見せられます。

3. 湿度対策を行う

木材は湿度によって伸縮するため、室内環境を一定に保てる高性能住宅との相性が非常に良いです。

まとめ

天井板張りは、木の温もりと上質なデザインを同時に叶える人気の仕上げ方法です。

空間に自然の優しさを取り入れることで、心地よく暮らせる住まいを実現できます。

木の香りや経年変化も楽しめるため、年月とともに味わいが深まる点も魅力です。

自然素材のやさしさを住まいに取り入れたい方には、ぜひおすすめしたい天井仕上げです。

家全体のデザインや性能を踏まえた上で、適材適所に取り入れることが成功の鍵です。

岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。
HEAT20 G3ランクの居心地の良い空間です。


高性能住宅を是非ご体感に来てみてくださいね。