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家づくりコラム

2025.10.28

子供が片付けやすい収納の間取り術|子育て家庭の収納アイデア【岡山注文住宅コラムVol.157】

岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

子供がいる家庭では、「リビングがいつも散らかっている」「片付けてもすぐに元通り…」というお悩みをよく耳にします。子供が自分で片付けできるようになる家づくりは、多くのご家庭にとって大きなテーマです。

この記事では、子供が片付けやすい収納の考え方と、実際に役立つ間取りの工夫を詳しくご紹介します。どんな収納があれば家全体がスッキリ整い、家族みんなが快適に暮らせるのかが分かります。

「子供が自分で片付けできる習慣を身につけさせたい」「家族みんなが気持ちよく暮らせる収納を考えたい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

子どもが片づけをしない理由は?

子供が片付けをしない理由の多くは、「どこに片付けていいかわからない」「収納が使いにくい」ことにあります。
つまり、収納の構造が子供目線になっていないことが原因です。

また、片付けに対する“成功体験”が少ないことも一因です。
小さな達成感を積み重ねることで、片付けが「楽しい」と感じられるようになります。
そのためには、収納場所を明確にし、完璧を求めない仕組みをつくることが大切です。

子供が片付けやすい収納とは?その特徴と考え方

子供の目線と動線を意識した収納

子供が片付けをしやすくするには、子供の目線と動作範囲に合わせた収納設計が重要です。
例えば、身長100cm程度の子供であれば、目の高さはおよそ80cm。棚や引き出しの位置が高すぎると、手が届かず「片付けたくてもできない」という状況になります。
子供が自分の力で出し入れできる高さに収納を設けることで、「自分でできた!」という達成感が生まれ、片付けの習慣が自然と身につきます。

ラベルや写真で分かりやすく

収納の中身が分かりにくいと、片付けが長続きしません。
文字が読めない小さな子供には、写真やイラストでラベルを貼るのがおすすめです。例えば「ぬいぐるみ」「ブロック」「絵本」などを写真で示しておくと、どこに戻せばいいのかが一目で分かります。
家族みんなで使う共有収納でも、「誰が見ても分かる収納」は家事の効率化にもつながります。

子供が片付けやすい収納を実現する間取りの工夫

1. “ただいま収納”を設ける

学校や保育園から帰ってきた子供は、ランドセルや上着、お便りをすぐにリビングへ持ち込みがちです。
そこでおすすめなのが、玄関近くやリビング入り口に「ただいま収納」を設ける間取り。
ロッカー風の収納やフック付きの棚を設け、「帰宅 → 収納 」の流れが自然に身に付きます。
「帰ってすぐに片付ける」習慣をつくることが、家をキレイに保つ第一歩です。

2. 成長に合わせて変えられる可動収納

子供の成長に合わせて収納の使い方は変化します。
おもちゃ収納から、文房具・教科書・衣類収納へと、必要なものが変わっていくため、可動棚や可変性のある収納スペースを計画的に設けましょう。
高さを変えられる棚板や、後から仕切りを追加できる収納は、長く使えて経済的です。

3. リビング学習スペースと収納をセットに

リビング学習が主流となる今、学習机と収納を一体化したスペース設計が人気です。
子供がリビングで宿題をしても、その場で片付けが完結できるように、文房具や教材を近くに置ける収納を設けると効果的。


「勉強したら片付ける」という一連の動作が自然にでき、親の声かけも減ります。

4.リビング収納の活用

子供が遊ぶ場所はリビングが中心。
そのため、リビングの一角におもちゃ収納を設けると、片付けやすく保ちやすくなります。
引き出し式のボックスを採用し、遊び終わったら「箱に入れるだけ」で完結する仕組みを作るのがポイントです。

子供が片付けやすい収納のメリット・デメリット

メリット

子供が片付けやすい収納をつくる最大のメリットは、家族全員のストレスが減ることです。
リビングや子供部屋が常に整っていると、家事効率が上がり、掃除も楽になります。
また、子供自身が整理整頓の習慣を身につけることで、学校生活や社会生活にも良い影響を与えます。
「自分で考えて行動する力」が育ち、親が口うるさく言わなくても自然と動けるようになるのです。

デメリット

一方で、収納を計画的に設けないと、逆に散らかりやすくなる点には注意が必要です。
例えば、使いづらい場所に収納を作ってしまうと、子供が片付けを面倒に感じるようになります。
また、成長とともに持ち物が変わるため、初期段階で収納の柔軟性を考慮しないと、数年後にリフォームが必要になることもあります。
このため、間取りの段階で「変化に対応できる収納計画」を立てることが大切です。

実際に取り入れたい!子供が片付けやすい収納アイデア

「ざっくり収納」でハードルを下げる

子供は細かく分類するのが苦手です。
「おもちゃ」「ぬいぐるみ」「絵本」といった大まかな分け方にすると、片付けやすさが格段に上がります。
視覚的に理解できることで、小さな子でも自然に片付けられるようになります。

子供と一緒に収納を考える

収納を親が一方的に決めると、子供の“使いやすい感覚”とズレることがあります。
一緒に片付け場所を考えたり、ボックスの位置を選ばせたりすることで、片付けへの意欲が湧きます。
この“自分で決めた場所”という意識が、自主的な行動を促します。

まとめ

子供が片付けやすい収納を実現するには、子供の目線・動線・成長を意識した設計が欠かせません。
家づくりの段階で収納計画を立てておくことで、将来にわたって快適な暮らしが続きます。
“ただいま収納”や可動棚、ボックス収納などを取り入れながら、家族みんなが気持ちよく過ごせる空間をつくりましょう。

岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。

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