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家づくりコラム

2025.08.03

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工務店でつくる健康住宅|シックハウス対策と性能のすべて【岡山注文住宅コラムVol.128】

岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

「せっかく新築を建てるなら、家族が健康に暮らせる家にしたい」
「でも、シックハウス症候群や化学物質のリスクが不安…」

家づくりを考え始めた方なら、一度はこんな悩みを持ったことがあるはずです。

近年、住宅は高気密・高断熱化が進み、冬でも暖かく快適になりました。

しかし、同時に換気不足や化学物質の滞留といった問題が起きやすくなり、アレルギーやシックハウス症候群に悩む人が増えているのも事実です。

この記事では、シックハウス症候群の原因と症状、工務店でできる健康住宅の工夫、そして断熱や気密性能が健康にどう関係するのかを詳しく解説します。さらに、工務店を選ぶときのチェックポイントも紹介しますので、家づくりの参考にしてください。

アレルギーや小さなお子様がいるご家庭、快適な空気環境を求める方は、ぜひ最後までご覧ください!

シックハウス症候群とは?原因と症状を知る

シックハウス症候群とは?

シックハウス症候群とは、新築やリフォームした住宅に含まれる化学物質や換気不足が原因で、体調不良を引き起こす症状の総称です。厚生労働省も注意喚起しており、住宅業界でも大きな課題となっています。

主な原因

  • ホルムアルデヒド:合板や接着剤、家具に含まれる

  • VOC(揮発性有機化合物):塗料や接着剤から放散される化学物質

  • 換気不足:高気密住宅で空気が循環しないことによる有害物質の滞留

  • カビやダニ:湿度管理不足による発生

代表的な症状

  • 頭痛やめまい、倦怠感

  • 喉や目の痛み、鼻水

  • 皮膚のかゆみや湿疹

  • 呼吸困難やアレルギーの悪化

ポイント:一度症状が出ると長期間続くことがあり、子どもや高齢者は特に注意が必要です。

シックハウスにならない家づくりの基本

健康住宅を建てるための基本は、原因を取り除き、安全な環境を維持することです。

1. 有害物質を減らす建材選び

  • F☆☆☆☆認定の建材を使用する(ホルムアルデヒド放散量が最も低い)

  • 接着剤や塗料も低VOC商品を選ぶ

2. 換気計画をしっかり立てる

  • 24時間換気システムを正しく設置

  • 換気経路を考慮し、効率よく空気を循環させる

3. 湿度コントロール

  • 室内湿度を40〜60%に維持し、カビやダニを防ぐ

  • 調湿性能のある無垢材や漆喰壁を採用するのも有効

工務店での対応例|無垢材・漆喰の活用

無垢材を使うメリット

  • 化学物質が少ない:合板に比べ、接着剤をほとんど使用しない

  • 調湿作用がある:湿度が高いと水分を吸収し、乾燥時には放出する

  • 温かみと質感:素足で歩いても心地よく、子育て世帯に人気

実際に私たちSANKOでは、床や造作家具に無垢材を使うことで、安心感と自然のぬくもりを両立しています。

漆喰の壁を取り入れるメリット

漆喰は、昔ながらの日本家屋や城壁にも使われてきた自然素材で、健康住宅にぴったりの仕上げ材です。

化学物質をほとんど含まないため、VOC(揮発性有機化合物)の発生を抑え、室内空気をきれいに保つ効果があります。

漆喰の主な特徴

  • 調湿性能に優れる
    漆喰は多孔質で湿気を吸収・放出する性質があり、室内の湿度を40〜60%に保ちやすく、カビやダニの発生を抑えます。

  • 消臭・抗菌作用
    アルカリ性のため、臭いやウイルス、菌の繁殖を防ぎ、空気環境を清潔に保ちます。

  • 静電気を帯びにくくホコリがつきにくい
    アレルギーの原因となるハウスダストや花粉が壁に付着しにくいのも魅力です。


SANKOの家 口コミより

SANKOさんの家に住み始めて2年目です。
非常に住み心地の良い家なので、アパートで暮らしていた私達にとっては感動する事ばかりです。

子育て世帯に優しい家作りをされていて、家事動線も効率的でとても気に入っています。

住む前は木や漆喰の劣化が大丈夫か気になっていましたが、今のところ気にしていたほどのひどいものはなく、エイジングとして楽しめています。
木の感触が良いのか子どもも廊下に寝そべったり階段に座って遊んだりと自由にしております。

空気測定やホルムアルデヒド対策もできる?

健康住宅を本気で考えるなら、完成後の空気測定は必須です。

  • 厚生労働省の指針値:ホルムアルデヒドは0.08ppm以下

また、換気システムは第3種換気(排気ファン+自然給気)を基本とし、空気の流れを計画しています。

健康住宅に必要な性能とは?C値・断熱性能も重要

健康住宅は、素材だけでなく性能のバランスも欠かせません。

  • C値(隙間相当面積):0.5以下が理想。漏気を防ぎ、計画換気を実現

  • UA値(外皮平均熱貫流率):HEAT20 G2〜G3レベルで、断熱性を高める

これらをクリアすることで、

  • 室温が安定し、ヒートショックを防げる

  • 結露のリスクが減り、カビ・ダニの発生を防ぐ

  • 換気効率が上がり、きれいな空気を保ちやすい

SANKOの家では、全棟気密性 C値0.04以下を可能にするため、独自の方法を使い、家づくりを行っています。

🏠SANKOの家づくりについて知る

工務店に相談する前に確認したいこと

信頼できる工務店を選ぶために、以下をチェックしましょう。

  1. 自然素材を使った施工実績があるか

  2. 換気計画をどのように提案しているか

  3. 空気測定やVOC対策をしているか

  4. C値・UA値を数値で提示しているか

この4つが揃っている工務店なら、安心して健康住宅を任せられます。

まとめ

「健康第一」を叶えるパートナーとしての工務店

健康住宅を実現するためには、単に「自然素材を使う」だけでは不十分です。


シックハウス症候群を防ぐための建材選び、計画的な換気、そして断熱・気密性能を兼ね備えた住宅性能が欠かせません。

特に、ホルムアルデヒドやVOCの対策は、建築段階でしっかり行うことが大切です。漆喰の壁や無垢材の採用は、空気をきれいに保ち、調湿・消臭効果も期待できるため、健康志向のご家族には非常におすすめです。また、C値やUA値といった性能数値を確認することで、快適性と省エネ性の両立が可能になります。

家づくりは一生に一度の大きなプロジェクトです。「どんな素材を選ぶか」「どの工務店に任せるか」によって、その後の暮らしの質が大きく変わります。信頼できる工務店を選び、家族の健康と快適な住まいを叶えましょう。

岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。

HEAT20 G3ランクの涼しく快適で、居心地の良い空間です。


高性能住宅を是非ご体感に来てみてください。