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家づくりコラム

2025.08.05

工務店の耐震性能って大丈夫?ハウスメーカーとの違いを徹底解説【岡山注文住宅コラムVol.130】

岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

「工務店で建てる家って、耐震性は大丈夫なの?」「ハウスメーカーと比べて構造的に不安…」そんな声をお客様からよく耳にします。

この記事では、地震大国である日本において重要視される“耐震性能”をテーマに、工務店とハウスメーカーの違い、工務店で実現できる耐震等級3の家づくり、そして工務店で建てる際のメリットや注意点について詳しくご紹介します。

記事を読めば、「工務店だから地震に弱い」という誤解を解き、不安を安心へと変える具体的な情報を知ることができます。

この記事は、「地元の信頼できる工務店で、安心・安全な家を建てたい」とお考えのご家族に、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。

地震大国、日本

日本は世界でも有数の地震多発国です。気象庁のデータによると、震度1以上の地震は年間でおよそ2,000回以上発生しています。特に南海トラフ巨大地震のような大規模な地震の発生が懸念される中、家づくりにおいて「耐震性能」は絶対に欠かせない要素となっています。

住まいは、家族の命と財産を守るためのシェルターです。その安全性を確保するうえで、耐震性能の高さは最も重要な判断材料の一つです。

工務店の耐震性は劣るのか?

「工務店で建てると耐震性能が低いのでは?」という不安を感じる方も多いですが、それは誤解です。結論からお伝えすると、設計・施工・検査体制がしっかり整っている工務店であれば、ハウスメーカーと同等、あるいはそれ以上の耐震性能を実現できます。

工務店に対するイメージと現実

ハウスメーカーはブランド力や大量生産の仕組みを武器に、全国的に高い認知度があります。一方、地域密着型の工務店は「小規模で不安」と思われがちですが、実は自由設計で施主の希望に沿った構造提案ができる強みを持っています。

私たちSANKOでは、すべての家で耐震等級3を標準仕様とし、構造計算も行っています。

工務店ができる耐震等級3の家づくりとは

耐震等級とは、建物の耐震性能を数値化した指標です。最高等級である耐震等級3は、消防署や警察署など防災拠点にも用いられる水準で、建築基準法の1.5倍の耐震性を持ちます。

耐震等級3の特徴

  • 震度6~7クラスの地震でも倒壊しない強さ
  • 大地震の後でも継続して住み続けられる構造

SANKOでは、木造住宅において構造計算を実施し、耐震等級3を満たすだけでなく、制震技術の導入にも対応しています。

ハウスメーカーとの構造設計や施工体制の違い

ハウスメーカー:規格化による一貫性と検証

大手ハウスメーカーの多くは、「プレハブ工法」や「独自の鉄骨構造」「ユニット工法」など、構造が高度に規格化されています。
これにより、数値的に耐震性能を明確に設定でき、構造計算もパターン化されたものを使えるため、大地震に対しても安定した品質を確保しやすいのが特徴です。

さらに、耐震等級3(最高等級)を標準化していたり、社内で震度7相当の実大実験を行っている企業も多く、科学的根拠に基づいた耐震設計がなされています。

工務店:柔軟性のある設計と個別最適化

一方、地域工務店では、お客様の要望や土地条件に合わせた自由設計が基本。
そのため、構造設計も1棟1棟異なり、「構造計算の有無」や「設計士・構造設計者の技術力」によって耐震性に差が出る可能性があります。

しかし、最近では許容応力度計算を導入し、耐震等級3を取得する工務店も増加。プレカット工場との連携や、SE構法などの高耐震工法を採用する工務店もあり、地域密着型でも高水準の耐震性を確保することが可能です。

工務店で建てる耐震住宅のメリットと注意点

工務店で建てる耐震住宅には、明確なメリットが多数ありますが、注意すべき点もあります。

メリット① 地元密着で地盤対応が万全

工務店は地域密着型だからこそ、地盤の特性や風土に即した設計・施工が得意です。

メリット② 自由設計で耐震性と理想を両立

工務店は設計の自由度が高く、家族構成やライフスタイルに合わせたプランニングが可能です。耐震性を妥協せずに、デザイン性の高い家も実現できます。

注意点① 工務店ごとに耐震への姿勢が異なる

すべての工務店が高耐震を目指しているわけではありません。工務店選びの際には、構造計算や耐震等級に関する具体的な実績を確認しましょう。

注意点② 一定の施工品質を見極める必要がある

ハウスメーカーのような均一品質ではないため、施工管理体制や職人の技術力も事前に確認することが重要です。

まとめ

「工務店=耐震性能が不安」というイメージは、設計や施工の体制が整った工務店ではまったくの誤解です。むしろ、地域の風土や地盤に合った柔軟な対応ができることが、地震に強い家づくりにつながります。

耐震等級3の確保や、構造の見える化など、信頼できる工務店であれば、安心・安全な住まいを実現できます。

岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。

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高性能住宅を是非ご体感に来てみてください。