カテゴリで絞り込む
2025.10.21
NEW
性能は作り手次第|大工力が生み出す「高性能住宅の真価」【岡山注文住宅コラムVol.154】
岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

家づくりを検討している方の中には、「同じ性能値なのに、なぜ住み心地が違うの?」「図面どおりに建てれば、どの会社でも同じなのでは?」と感じたことはありませんか?
実は、その“違い”を生み出しているのが大工力です。
この記事では、住宅性能を最大限に引き出すために欠かせない「大工力」とは何か、高性能住宅と大工力の関係、大工力の重要性や見極め方について詳しく解説します。
この記事を読むと、家づくりの本質がどこにあるのかがわかり、施工品質の高い家を建てるためのポイントがつかめます。
これから注文住宅を考えている方や、大工の技術力について知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
大工力とは?
「大工力」とは、単に木材を加工して建物を組み立てる技術のことではありません。
図面や設計に込められた意図を正確に読み取り、ミリ単位の精度で形にする技術力と、住む人の快適さを想像して施工にあたる想像力・人間力の総称です。
大工力が高い職人は、目に見えない部分まで丁寧に仕上げ、気密や断熱など性能値を最大限に発揮できる施工を行います。たとえば、わずかな隙間の処理や断熱材の密着具合は、C値(気密性能)や室内の温度ムラに直結します。
SANKOの家でも、建物性能を科学的に数値で検証しながらも、最終的に品質を決定づけるのは現場で手を動かす大工の力だと考えています。
高性能住宅と大工力の深い関係
設計だけでは性能は実現できない
断熱性能や気密性能、耐震性能など、いくら設計上で高いスペックを掲げても、それを正確に再現できなければ意味がありません。
図面通りの性能を“現実の建物”として再現するために不可欠なのが、大工力です。
たとえば、高い気密性能を誇る高性能住宅では、窓まわりの気密処理や構造体の接合部分に細心の注意が必要です。わずかな隙間でも性能は大きく低下するため、施工精度が直接気密値に影響します。
科学が証明する「職人の技術力」

SANKOの家では、科学的根拠に基づく高性能住宅を追求しています。
しかし、どれほど優れた断熱材を使っても、大工力が伴わなければ設計通りの性能は発揮できません。
つまり、科学が証明した“究極の健康住宅”を実現するには、高い技術と責任感を持つ専属大工が不可欠なのです。
大工力が生む具体的なメリット
1. 高気密・高断熱性能を最大限に引き出す
高性能住宅の性能は、設計だけでなく施工の精度で大きく変わります。
SANKOの大工さんは、細部にこだわり、C値0.1以下といった高い気密性能を安定して実現します。
結果として、夏も冬もエアコン1台で快適に暮らせます。
2. 建物の寿命が延びる
木材の性質や含水率を正しく理解し、湿気や結露を防ぐ施工を行うことで、構造体の劣化を防げます。
たとえば、柱や梁の接合部を正確に加工・組み立てることで、構造の強度が保たれ、耐震性能の長期維持にもつながります。
結果的に、リフォームや修繕の頻度が減り、長く安心して住める住まいが実現します。
3. 仕上がりの美しさが格段に違う

建具の建て付けや造作家具の水平・垂直精度、壁の仕上がりの美しさなどは、図面では表現できません。
「見えなくなる部分こそ丁寧に」という信念が、最終的な仕上がりの美しさを左右します。
大工力が不足していると起こるデメリット
大工力が不足している場合、以下のようなトラブルが起こりやすくなります。
性能が発揮されず、住み心地が悪化する
施工精度が低いと、気密・断熱の性能が数値上よりも大幅に低下します。
冬は足元が冷え、夏は冷房が効きづらくなり、光熱費も上昇します。
また、湿気がこもりやすくなり、カビやダニの原因にもなります。
メンテナンス頻度の増加
わずかな施工のズレが、数年後には大きなトラブルとなって現れます。
これらは見えないところで生まれる「施工誤差」によるものです。
つまり、大工力の不足は、将来的なコストとストレスを生む原因になるのです。
良い大工力を持つ会社の見極め方
1. 見学会に参加する

良い大工力を見極めるためには、実際に建物を“見る”ことが何より大切です。
モデルハウス、完成見学会、そして建築途中の構造を見られる 構造見学会 等のイベントに積極的に参加しましょう。
このような見学会を通して、施工精度や現場の丁寧さを自分の目で確かめることが、「良い大工力を持つ会社」を見極める確実な方法です。
2. 専属大工制度・自社大工育成の有無
会社が専属大工を持っているか、外注にばかり頼っていないかを確認します。
専属大工制度を採用している会社は、現場品質のばらつきが減り、技術継承体制も整っている傾向があります。
自社で研修制度や技能向上施策を持っている会社は、大工力を長期的に維持・発展できます。
まとめ
「大工力」とは、図面を形にする“施工の精度”と“人の想い”の融合です。
高性能住宅において、その力が発揮されてこそ、数値以上の快適さと長寿命を実現できます。
SANKOの家では、気密値0.1以下を安定して実現する施工技術と、住む人を想う真心をもって、一棟一棟丁寧に家づくりを行っています。
岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。
HEAT20 G3ランクの快適な、居心地の良い空間です。
