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家づくりコラム

2025.07.19

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注文住宅で叶える終の棲家|50代~60代から考える高性能で快適な住まい【岡山注文住宅コラムVol.115】

岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。


「老後も安心して暮らせる家を建てたい」

「バリアフリーで快適な住まいを実現したい」

と考える50~60代の方が増えています。

特に注文住宅は、ライフスタイルや将来の暮らし方に合わせた自由な間取りや仕様が魅力です。


この記事では、注文住宅で「終の棲家」を計画するときに知っておくべきポイントや注意点、快適で長く住めるための工夫を詳しく解説します。
これからの生活を見据え、安心できる家を建てたい方にとって役立つ内容をまとめました。老後の住まいを真剣に考えているご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください。

50~60代から考える家づくりが注目されている理由

50~60代という年齢は、子育てが一段落し、定年後のライフスタイルを具体的に思い描き始める時期です。老後も安心して暮らせる「終の棲家」を建てる最適なタイミングとして、多くの方が注文住宅を検討し始めています。

1. 定年退職とライフスタイルの変化

50~60代は、仕事中心の生活から、家庭や趣味に時間を使う生活へと大きくシフトします。

この時期に住まいを整えることで、セカンドライフをより充実させることができます。

たとえば、庭で家庭菜園を楽しむスペースや、趣味用のアトリエ・書斎を計画するなど、これからの人生を楽しむための住まい方が実現可能です。

2. 健康と快適性を重視した住まい

老後の暮らしでは、段差の少ない間取りや冬でも暖かい断熱性が重要になります。

特に岡山県南エリアは夏の暑さや冬の寒さがはっきりしているため、快適な室内環境を保つための高気密・高断熱が求められます。

50代後半からは健康面への意識が高まるため、自然素材を使った住宅や、湿度調整機能に優れた塗り壁を選ぶ方が増えています。

3. 老後資金と住宅資金のバランスを取りやすい時期

50~60代は、教育費のピークを過ぎ、老後の資産計画が明確になる時期でもあります。

住宅ローンを短期間で返済できるケースも多く、注文住宅を建てる現実的な計画を立てやすいのが特徴です。

さらに、エネルギー効率の高い高性能住宅を建てれば、光熱費を削減でき、老後の家計にもやさしい暮らしが実現します。

4. 親世代からの実家相続や建て替え需要

この年代では、親世代の住まいを相続する機会も増えます。しかし、築年数の古い家は断熱性や耐震性が低く、リフォームよりも新築に建て替えたほうが総合的にコストを抑えられる場合があります。

終の棲家として、今後30年以上住み続けられる住宅をゼロから計画することは理にかなっています。

5. 将来の介護や暮らし方の見直し

将来的に介護が必要になったとき、段差の少ないバリアフリー設計や広めのトイレ・浴室が大きな安心材料となります。

60代で終の棲家を建てたご夫婦が、将来の介護用に寝室から浴室まで最短距離で移動できる動線を確保したことで、「老後への不安がぐっと減った」との話もあります。

終の棲家に適した住宅とは

終の棲家は、単に新築であるだけでなく、健康・安全・快適性を長期にわたって確保できる住宅である必要があります。

ここでは、終の棲家に求められる条件を具体的に解説します。

自然素材と高断熱が叶える健康住宅

自然素材をふんだんに使った住宅は、室内環境が良く、経年劣化による化学物質の発生リスクが低いことが特徴です。

無垢材の床は素足で歩いても心地よく、冬でも冷たく感じにくいため、老後の暮らしに適しています。

さらに、断熱等級7に対応する高断熱住宅は、外気温の影響を受けにくく、冷暖房効率が高いので光熱費の削減にもつながります。ヒートショック予防にも効果的です。

耐震性と耐久性を兼ね備えた構造

老後の安心には、地震や災害への備えが欠かせません。耐震等級3に対応する注文住宅であれば、南海トラフ地震などの大規模地震への備えとしても十分な安心感があります。

さらに、外壁にはメンテナンス性に優れたガルバリウム鋼板や、自然素材のそとん壁を採用することで、建築後20年、30年経っても美しさと耐久性を維持できます。

将来を考えた収納と家事動線

老後の暮らしでは「物の出し入れがしやすい収納」と「移動距離の短い家事動線」が重要です。

天井まで届く収納棚は使いにくくなるため、腰高の引き出しやオープン棚が便利です。

さらに、キッチンから洗面室・物干しスペース・収納部屋が一直線でつながる動線は、家事負担を大幅に軽減します。

平屋・スキップフロア・将来改修のしやすさ

階段の昇り降りが負担になる老後に備えて、平屋住宅は終の棲家として人気があります。

平屋は生活空間が1階に集約されているため、家の中での移動がスムーズです。

また、二階建てを選ぶ場合でも、将来的に一階だけで生活できる間取りを設計しておくと安心です。

さらに、将来の介護やリフォームを想定し、廊下幅を少し広くする、トイレや浴室のスペースに余裕を持たせるなどの工夫が役立ちます。

設備のバリアフリー化と最新家電

手すりや段差解消だけでなく、設備機器の選び方も快適性に影響します。

例えば、IHクッキングヒーターや食洗機は安全性や家事の負担軽減に役立ちます。

また、宅配ボックスやスマートホーム機能を導入することで、外出が減っても快適な生活が続けられます。

省エネ性能と長期的なコスト削減

老後は収入が限られることが多いため、毎月の光熱費を抑える住宅は魅力的です。

高性能断熱材・樹脂サッシ・太陽光発電システムを組み合わせることで、ゼロエネルギー住宅(ZEH)に近い暮らしも実現可能です。

SANKOの家ではHEAT20 G3ランクの性能を誇る住宅を提案しており、冬場でもエアコン1台で暖かさを保てる設計が可能です。

バリアフリーで快適な住宅にするためのポイント

段差ゼロ設計でつまずき防止

玄関からリビング、廊下、浴室までの段差をなくすことは、バリアフリー住宅の基本です。

たった2~3cmの段差でも、足元が不自由になると転倒リスクが高まります。玄関はスロープを設けたり、外構と室内の高さを揃える工夫が有効です。

 廊下・ドア幅を広めに確保

将来、車椅子や歩行器を使用する可能性を考慮し、廊下の幅は少なくとも90cm以上、ドア幅は80cm以上を目安にすると安心です。

引き戸を採用することで、ドアの開閉がしやすくなり、室内での移動もスムーズになります。

手すり・補助設備の設置

廊下、階段、トイレ、浴室に手すりを計画的に配置すると、移動時の安心感が高まります。

特に浴室は、濡れた床で滑りやすくなるため、手すりと滑り止め付き床材を組み合わせると効果的です。

ヒートショックを防ぐ室内温度の均一化

高断熱・高気密住宅は、家全体の温度差を少なく保つため、バリアフリー設計と非常に相性が良いです。

廊下や脱衣所でもエアコン1台で快適な温度を維持でき、冬場に多いヒートショック事故を防ぎます。

水回りの動線と安全設計

浴室やトイレは毎日使う場所だからこそ、将来の身体の変化に合わせた設計が大切です。

浴室は、1616サイズ(1坪サイズ)以上の広さがあれば介助もしやすく、手すりやベンチ付きの浴槽を選べば入浴が快適になります。
また、洗面台の高さを調整したり、座ったまま使えるタイプを選ぶことで日常の動作が楽になります。

将来の介護を見据えたスペース確保

将来的に介護が必要になった場合を想定して、寝室の隣にトイレや浴室を配置し、ベッドから移動しやすい導線を作ると安心です。

介護ベッドを置く場合は、6帖以上の広さと左右からのアクセスを確保するとストレスが減ります。

注文住宅で終の棲家を建てるときの注意点

資金計画を明確にする

老後の生活費や年金を考慮し、建築費用とランニングコストのバランスを取ることが大切です。

高性能住宅は初期費用がかかるものの、光熱費の削減で長期的に経済的メリットがあります。

土地選びは生活利便性を重視

土地から探して建てる場合は、病院やスーパーまでの距離、公共交通機関へのアクセスは老後の暮らしやすさに直結するため重要視するポイントです。

岡山エリアでは倉敷市や早島町など、便利さと静かさを兼ね備えた地域が人気です。

来客や帰省を想定

子どもが独立した後の夫婦二人暮らしを前提にしつつ、来客や子ども家族が泊まれる予備室を1部屋設けると安心です。

実例紹介:老後の暮らしを見据えた終の棲家3選

ペットとともに暮らす家 岡山市北区

ワンちゃんとともに暮らすことを考え、床は柔らかい杉材を採用。旅館のような雰囲気のある、格子戸のある玄関も特徴です。

木のぬくもりを感じる安らぎの住まい 岡山市中区

リビングの板張りをした勾配天井が、空間に奥行きを感じさせてくれます。

玄関にはベンチや手摺をつくりました。

お施主様の趣味を愉しむ暮らし 岡山市南区

「家のどこからでもお庭を眺めたい」というお施主様のご要望を叶えた設計の住まい。

ウッドデッキを広く取り、お庭でBBQなども楽しめます。

まとめ

注文住宅で終の棲家を建てる際には、老後の快適性や将来のライフスタイル変化を見据えた設計が欠かせません。

高断熱・高気密、バリアフリー、自然素材の活用は、健康で安心な生活を長く支えてくれます。

岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。


HEAT20 G3ランクの快適で、居心地の良い空間です。
高性能住宅を是非ご体感に来てみてくださいね。