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2025.09.30
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玄関手洗い場のメリット・デメリット|帰宅後すぐに手洗いできる暮らし【岡山注文住宅コラムVol.145】
岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。
玄関手洗いは感染症対策や花粉対策、小さなお子さまの衛生習慣づくりなど、さまざまな理由から注目されています。
この記事では、玄関手洗いのメリットとデメリット、設置場所の考え方、どんなご家族におすすめなのか、さらに実際に取り入れる際のポイントまで、詳しく解説します。読み終えるころには、ご自身の暮らしに玄関手洗いが必要かどうかが明確になり、間取り計画に役立つ情報が得られます。
特に小さなお子さまがいるご家庭や、共働きで忙しいご家庭、また衛生面を重視したい方にはおすすめの内容です。ぜひ最後までお読みください。
玄関手洗いのメリット
衛生的な暮らしを実現できる
玄関手洗いの一番のメリットは、帰宅後すぐに手洗いができる点です。外から持ち込んだウイルスや花粉、ほこりをリビングやダイニングに持ち込まずに済むため、住まい全体の衛生環境が守られます。特に感染症が気になる季節や花粉の飛散時期には、家族全員の健康を守るうえで大きな役割を果たします。日々の安心感が増すことで、住まいに帰る時間がより快適なものになります。
子どもの生活習慣づけに役立つ
子どもに「帰ったら手を洗う」という習慣を身につけさせるのは意外と大変です。リビングや洗面室まで行かないと手洗いができない場合、遊びやテレビに気を取られて忘れてしまうこともあります。玄関に手洗い器を設置すれば、帰宅動線のなかに自然に手洗いが組み込まれるため、無理なく習慣化できます。
来客時も気軽に利用できる
玄関近くに手洗い場があると、友人や親戚が訪ねてきた際にも、わざわざリビングや洗面室に案内しなくてもすぐに手を洗ってもらえます。気軽に利用できる手洗い場は、訪れる人への思いやりや気遣いとしても好印象につながります。結果的に、家全体の清潔感や居心地の良さが高まります。
家事の効率化にもつながる
玄関手洗いは、単に手を洗うためだけではなく、日々の家事にも役立ちます。外遊びで汚れた子どもの手足を洗ってからリビングに入れるのも便利で、掃除の負担を軽減できます。日常の小さな「面倒」を解消することで、生活全体が効率的に回るようになります。
玄関手洗いのデメリット
建築コストが上がる
玄関に水回りを追加するため、配管工事や給排水設備の設置費用が発生します。長期的な生活利便性と比較し、投資として妥当かどうかを検討する必要があります。特に限られた予算で家づくりを考えている場合には、優先順位を整理することが大切です。
玄関スペースが狭くなる可能性
玄関は家族や来客の第一印象を左右する空間です。そこに手洗い器を設置すると、収納や動線に影響を与える可能性があります。靴の量が多い家庭やベビーカー、アウトドア用品などを置きたい場合、十分なスペースが確保できるかを事前に確認する必要があります。間取りの工夫をしないと、玄関が窮屈に感じられることもあるので注意が必要です。
掃除の手間が増える
水を使う場所はどうしても汚れやすく、放置すると水垢やカビが発生します。玄関は砂や泥が入りやすいため、特に汚れやすい環境です。清潔に保つには定期的な掃除が欠かせません。水はねや石けんの飛び散りを防ぐために、掃除しやすい素材を選ぶことがポイントです。
プライバシーに配慮が必要
玄関に設置した手洗いは、来客が使う可能性も高い場所です。そのため、タオルの置き方や手洗い場周辺の清潔感は常に意識しておく必要があります。収納の工夫やデザイン性の高い手洗い器を選ぶことで、プライベート感を損なわず、玄関全体の印象を良くできます。生活感が出すぎない工夫を取り入れることが、長く快適に使うためのポイントです。
玄関手洗いのおすすめ設置場所
玄関手洗いの設置場所は、家の間取りや広さによって適した位置が異なります。最も一般的なのは、玄関ドアを入ってすぐ横の壁際で、帰宅後の動線が最も短く済む配置です。また、土間収納の奥に設置すれば、外で使うものを片付けながら同時に手洗いもできるため効率的です。
リビングへ入る通路の途中に設ける方法もあり、この場合は手洗い後に自然に居住空間へ移動できます。どの場所に設置するかは、家族のライフスタイルや玄関の広さに大きく左右されます。設計段階で動線をしっかりシミュレーションすることが、後悔のない選択につながります。
玄関手洗いをおすすめしたい家庭の特徴
小さな子どもがいる家庭
保育園や学校帰りの子どもは、外での活動を通じて泥やウイルスを持ち帰ることがあります。玄関に手洗いがあれば、リビングに入る前にすぐに洗えるため、感染症対策にもつながります。親が声をかける回数も減り、子どもが自分から習慣化できるのも大きな利点です。
共働きで忙しい家庭
仕事や買い物帰りに、わざわざ洗面室まで行かずに手を洗えるのは時短につながります。家事や育児で慌ただしい時間の中で、動線が短縮されることは日々のストレス軽減に大きな効果があります。効率的な生活を送りたい共働き世帯には特におすすめです。
ペットを飼っている家庭
犬や猫を飼っている家庭では、散歩後の足の汚れが悩みの種になります。玄関手洗いを利用すれば、床やソファを汚す前にペットをきれいにできるため、掃除の負担を減らせます。
玄関手洗い、設置のポイント
デザインと清掃性を両立させる
玄関は家の顔であり、第一印象を左右する場所です。手洗い器を設置する際には、デザイン性と掃除のしやすさを両立させることが大切です。
給排水の位置を事前に確認する
新築時であれば設計段階で配管を計画できますが、リフォームの場合は配管距離や施工方法によって大きく費用が変わります。配管経路が長いと費用が膨らむだけでなく、水圧や排水音にも影響する可能性があります。早めに設計士と相談しておくことが安心につながります。
収納と動線を一緒に考える
手洗い場の周辺には、石けんやタオルなどの小物を置くスペースが必要です。収納が不十分だと、生活感が強く出てしまい、玄関の印象を損なうこともあります。また、濡れた手で玄関ドアや壁を触らないよう、動線設計や配置の工夫も必要です。収納計画とセットで考えることが、使いやすい玄関手洗いの条件です。
まとめ
玄関手洗いは、衛生的で安心できる暮らしをサポートする設備です。帰宅後すぐに手洗いできる便利さや、子どもの習慣づけ、来客時の使いやすさなど多くのメリットがあります。一方で、設置費用や掃除の手間、スペース確保などの課題もあるため、家族のライフスタイルに合わせた判断が必要です。
家族構成や生活動線を具体的にシミュレーションし、デザインや清掃性にも配慮することで、暮らしに溶け込む快適な玄関手洗いが実現します。
SANKOの家はHEAT20 G3ランクの快適な、居心地の良い空間です。
岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。