カテゴリで絞り込む
ARCHIVE
過去の記事
-
▼2025年(319)
-
▼2024年(242)
-
▼2023年(143)
閉じる
2025.11.07
畳コーナーいる?いらない?|後悔しない畳コーナーの作り方とおしゃれ実例【岡山注文住宅コラムVol.160】
岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。
家づくりの打ち合わせの中で、「畳コーナーをつけるか迷っている」という声をよくお聞きします。
リビングの一角に畳を取り入れるとおしゃれで便利そうですが、「実際に使うのか?」「後悔しないか?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、畳コーナーのメリット・デメリット、実際の施工実例を紹介します。
畳コーナーがあると暮らしがどう変わるのか、どんな間取りが使いやすいのかを具体的にご紹介します。
小さなお子さまがいるご家族や、家事・くつろぎ・来客スペースを両立させたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
畳コーナーとは?リビングに人気の和のスペース
畳コーナーとは、リビングやダイニングの一角に設ける3〜4.5帖ほどの畳スペースのことです。

独立した和室ではなく、リビングと一体化した空間として使うことで、現代の生活に合った「ゆるやかな和のくつろぎ空間」を楽しめます。
フローリングと段差のないフラットタイプや、収納を備えた小上がりタイプがあります。
畳コーナーがある家のメリット
1. 家族みんなの「くつろぎ空間」になる
畳のやわらかさと温かみは、心と体を落ち着かせてくれます。
い草の香りには森林浴と同じようなリラックス効果があり、心を落ち着かせる作用があるといわれています。
忙しい毎日の中でも、畳の香りに包まれて深呼吸するだけで、自然と気持ちが整うのを感じる人も多いです。
テレビを見たり読書をしたりと、家族それぞれが思い思いの時間を過ごせる畳コーナーは、まさに“第二のリビング”として心地よい空間を生み出します。
畳コーナーは、リビングの中に“もうひとつの居場所”をつくる空間でもあります。
2. 来客や宿泊にも柔軟に対応できる
畳コーナーは、布団を敷けば簡易的な客間や寝室になります。
普段は開放的に使い、来客時だけロールスクリーンで仕切る設計にすれば、プライバシーも確保できます。
特に、親御さんや友人が泊まりに来る機会が多いご家庭では、畳コーナーがあると急な宿泊にも困らないという安心感があります。
3. 家事スペースや子育て空間としても便利
畳コーナーは、家事と育児の両立をサポートする万能スペースにもなります。
洗濯物を畳んだり、アイロンをかけたり、赤ちゃんのおむつ替えをしたりと、日常的に使える場面が多いです。
また、子どものお昼寝スペースとしても最適で、フローリングよりも安全性が高く、転倒しても安心です。
4. 小上がり収納で空間を有効活用できる
畳コーナーを小上がりにすることで、下部を収納として利用できるのも大きなメリットです。
おもちゃ、布団、季節家電などをしまえるため、リビングをすっきりと保てます。

また、段差部分に腰をかけて会話をしたり、家族が自然に集まる場所にもなります。
「収納×くつろぎ」を両立した設計は、限られたスペースを最大限に活かす工夫としておすすめです。
畳コーナーのデメリット
1. 思ったより使わないケースがある
実際に暮らし始めると、「最初のうちは使っていたけれど、今は物置になっている」という声もあります。
生活動線に合っていない場所に設けてしまうと、使いづらく、掃除もしにくいスペースになってしまうことがあります。
そのため、畳コーナーを設ける前に「誰が、いつ、どんな目的で使うのか」を具体的にイメージすることが大切です。
2. 小上がり畳は掃除の手間が増える
フローリングと異なり、畳は掃除機や拭き掃除の仕方に注意が必要です。特に小上がりタイプの畳コーナーでは段差があるため、ロボット掃除機が使えないケースが多く、毎回手で持ち上げて掃除をするのは手間に感じることがあります。さらに、段差からロボット掃除機が落下して故障するリスクもあり、安心して自動掃除に任せにくい点もデメリットです。
そのため、掃除のしやすさを重視する場合は、段差をつくらないフラットな畳コーナーにするなど、日常の手入れを想定した計画が大切です。
リビング畳コーナーのおしゃれな施工実例
● 事例①:小上がり畳+ワークスペース


リビングの一角を小上がりの畳コーナーにすることで、空間にほどよい“区切り”が生まれます。
段差部分を引き出し収納にすれば、リビングの細々した物をすっきり片づけることができます。
また、小上がりの一角にカウンターを設けてワークスペースをつくれば、在宅勤務や子どもの学習にも便利です。
家族と同じ空間にいながら集中できる“こもり感”があり、心地よい時間を過ごせます。
● 事例②:フラット畳+掘りごたつ


フローリングと段差をつけないフラットな畳コーナーは、リビングと自然につながる開放的な印象になります。
中央に掘りごたつを設けることで、ちょっと腰をかけてお茶を飲んだり、家族で会話を楽しんだりするのにぴったりです。
畳と木の質感が調和し、和モダンな雰囲気を演出できます。
家族や来客との会話を楽しむリビングの中心として、自然と人が集まる空間になります。
● 事例③:2畳の畳+本棚


限られたスペースでも、2畳分の畳コーナーがあるだけで暮らしの快適さは大きく変わります。
また本棚を設け、読書や昼寝を楽しむ“ミニ書斎”のような空間に。
フローリングより柔らかい畳の感触は、長時間座っても体への負担が少なく、ゆったり過ごすのにぴったりです。
まとめ
畳コーナーは、リビングに「くつろぎ」「機能」「和の趣」をプラスする万能スペースです。
ただし、使い方を明確にしないまま設計してしまうと、後悔する原因にもなります。
家族のライフスタイルを踏まえた間取り計画が、後悔しない家づくりの第一歩です。
岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。
HEAT20 G3ランクの居心地の良い空間です。
高性能住宅を是非ご体感に来てみてくださいね。
