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家づくりコラム

2025.10.04

経年美を楽しむ家とは?|素材が育つという考え方【岡山注文住宅コラムvol.146】

岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、

健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

「工務店で自然素材の注文住宅を建てたいけれど、経年変化は本当に美しくなるのだろうか?」

そんな疑問を持つ方は少なくありません。

自然素材は年月を重ねるごとに色や質感が変わり、それを「経年美」として楽しめる一方で、

劣化との違いが分かりにくいと感じる方も多いです。

この記事では、自然素材が持つ経年美の魅力、素材選びのポイント、設計の工夫、

そして10年後がさらに楽しみになる家づくりの考え方について詳しく解説します。

記事を読むことで、「自然素材の家がなぜ美しく育つのか」「劣化ではなく経年美を感じるために必要な工夫は何か」が理解できます。

自然素材に興味があるご家族や、岡山で健康で快適な注文住宅を建てたいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

経年変化を楽しむ素材の選び方

自然素材の家づくりにおいて、最も大切なのは素材選びです。

素材の特性を理解して選ぶことで、住まいが年月を重ねても魅力的に見え続けます。

木材が持つ経年美

木材は自然素材の中でも最も人気があります。

杉やヒノキは時間とともに色味が落ち着き、柔らかい質感になります。

特に床材にオーク・サクラ・チェリーなどの無垢材を使うと、子どもがつけた小さな傷が年月とともに馴染み、逆に愛着を深めています。

漆喰や珪藻土の壁の変化

漆喰や珪藻土は調湿効果に優れ、表面に独特の陰影を生みます。

時間が経つと少しずつ色が変化し、まるでアンティークのような風合いが出ます。

特に陽の光が差し込む壁面は季節ごとに違う表情を見せ、住む人を楽しませます。

石材やタイルの持つ重厚感

石材やタイルは耐久性が高く、色褪せにくい素材です。

それでも細かな質感の変化やツヤの増加があり、年月とともに味わいが深まります。

玄関や水回りに採用すると、住まい全体が落ち着いた印象になります。

自然素材を選ぶときは「新品の美しさ」よりも「10年後、20年後の姿」をイメージすることが大切です。

経年変化と経年劣化の違い

「経年変化と劣化の違いは何か?」

この違いを理解することで、安心して自然素材を選べます。

経年変化とは・・・

経年変化とは、素材の性質を活かした自然な変化です。

無垢材の色味の変化や、漆喰の風合いの変化は「美しさが増す」現象であり、素材の魅力を引き出します。

経年劣化とは・・・

一方、経年劣化は「素材が持つ性能の低下」です。

たとえば、安価な合板フローリングが表面から剥がれるのは劣化であり、見た目も機能も失われます。

違いを見極めるポイント・・・

違いを見極めるには「素材そのものが呼吸しているかどうか」が重要です。

自然素材は湿度や光とともに変化し、その姿が生活に馴染みます。化学素材は時間とともに割れや剥がれといった劣化が目立ちます。

工務店選びの際には、この違いを丁寧に説明してくれる会社を選ぶことが安心につながります。

美しく経年変化するための設計の工夫

自然素材を使った注文住宅を「経年美」として楽しむには、設計段階での工夫が欠かせません。

採光と風通しの工夫

自然素材は光や風によって美しさが引き立ちます。

例えば、リビングの大きな窓から柔らかい日差しを取り込むと、木の表情が時間帯ごとに変わります。

また、風通しの良い設計は漆喰や珪藻土の調湿効果を最大限に活かします。

手入れのしやすさを考えた設計

自然素材は定期的な手入れで美しさが長持ちします。

床材はオイルを塗ることでツヤが増し、壁は部分的な補修が可能です。

設計段階でメンテナンスしやすいように配慮することで、劣化ではなく美しい経年変化を楽しめます。

家族のライフスタイルを反映

素材は住む人の暮らしに寄り添うものです。小さな子どもがいる家庭では、柔らかい杉の床が安心感を与えます。

大人だけの暮らしでは、重厚な石材や硬いナラ材を選ぶと落ち着きが生まれます。

工務店と一緒に将来の暮らしをイメージして設計することが、経年美を最大化する秘訣です。

10年後がもっと楽しみになる家へ

自然素材の家は、完成した瞬間よりも10年後のほうが魅力的に感じられます。

家族の歴史と重なる経年美

子どもが描いた壁の落書きや、ペットがつけた小さな傷も、時間が経つと家族の歴史として愛着に変わります。

資産価値としての魅力

自然素材の家はメンテナンス次第で長寿命となり、将来的な資産価値も維持しやすいです。

特に無垢材や漆喰はリフォーム時にも再利用しやすく、環境にも優しい選択です。

健康と快適性の持続

自然素材は化学物質を含まないため、室内の空気が清浄に保たれます。

年月が経っても住む人の健康を守り続け、快適性を高めます。

高性能住宅と掛け合わせることで、冬は暖かく夏は涼しい理想の住まいになります。

まとめ

この記事では「自然素材」をテーマに、経年美を楽しむ家づくりについて解説しました。

  • 自然素材の選び方次第で、10年後の家の表情が変わる

  • 経年変化と劣化は異なり、美しさを増すかどうかが分かれ道

  • 設計段階から光・風・メンテナンスを意識することが重要

  • 家族の歴史とともに素材が育ち、資産価値や健康面でもメリットがある

自然素材の家は「建てて終わり」ではなく、「暮らしながら育てていく家」です。

岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。

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