NewsBlog

家づくりコラム

2025.08.26

NEW

耐震等級とは?地震に強い家を建てるなら工務店のここをチェック!【岡山注文住宅コラムVol.134】

岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。


最近、家づくりを検討されているお客様から「工務店の耐震性能って、本当に安心できるの?」「ハウスメーカーと比べて地震に強いの?」というご質問をいただくことが増えています。日本は世界有数の地震大国であり、いつどこで大地震が発生してもおかしくありません。だからこそ、住宅の耐震性能は命と財産を守るための最重要ポイントです。

この記事では、耐震等級1・2・3の具体的な違いや、それぞれがどれくらいの地震に耐えられるのかをわかりやすく解説します。さらに、工務店がどのようにして最高等級3を実現できるのか、設計段階で確認すべき注意点、工務店選びのチェックリストなども紹介します。
この記事を読むと、耐震性能に関する基礎知識が身につくだけでなく、自分たちが安心して暮らせる家を選ぶための判断材料が揃います。

これから新築住宅を検討されている方、特に「家族の安全を最優先に考えたい」「災害時でも暮らしを続けられる家が欲しい」というご家族は、ぜひ最後までご覧ください。

耐震等級1・2・3の違いを分かりやすく解説

耐震等級とは、住宅がどれだけ地震に耐えられるかを示す国の指標で、数字が大きいほど強い構造です。日本の住宅は原則として耐震等級1以上でなければ建築できません。

震度7以上の震災でも倒壊しない耐震最高等級3の耐震性能。

耐震等級1

耐震等級1は、建築基準法で定められた最低限の強度です。震度6強から7程度の地震でも倒壊しないことが想定されています。しかし、これはあくまで「命を守る」ことが基準であり、家が損傷して住み続けられなくなる可能性は高いです。熊本地震では、耐震等級1の住宅で大きな損傷が報告されました。

耐震等級2

等級2は、等級1の1.25倍の強さがあります。これは学校や病院といった避難所として使われる建物の耐震基準に近く、大きな地震でも被害を最小限に抑えることを目指しています。地震後に修繕しながら生活を続けられる可能性が高まります。

耐震等級3

等級3は、等級1の1.5倍の強さを持ち、消防署や警察署と同等の水準です。震度7クラスの地震でも軽微な損傷で済む可能性があり、長期間住み続けられる確率が高くなります。阪神淡路大震災や東日本大震災でも、等級3相当の構造を持つ住宅は被害が少なかった事例が多数あります。

工務店で耐震等級3を実現する方法

地域密着型の工務店でも、適切な設計・施工・検証を行えば耐震等級3は十分に実現可能です。

  1. 耐力壁と剛心のバランス
    耐力壁を左右前後にバランス良く配置し、地震時のねじれを防ぎます。これにより、揺れが均等に分散されます。

  2. 基礎の強化
    鉄筋コンクリートのベタ基礎を採用し、地盤調査の結果に基づいて補強を行います。必要に応じて地盤改良工事も実施します。

  3. 金物工法の採用
    柱と梁の接合部に高強度金物を使用し、木材の欠き込みによる強度低下を防ぎます。

設計段階で確認すべきポイント

家の耐震性能は、設計段階の判断で大きく左右されます。

  • 間取りのバランス
    大きな吹き抜けや窓の多い南面は魅力的ですが、耐力壁が減ってしまうため、構造補強が必要です。

  • 屋根の重量
    瓦屋根は重く、地震時の負担が増えます。軽量のガルバリウム鋼板を選べば揺れのエネルギーを軽減できます。

  • 開口部の配置
    南面に大きな掃き出し窓を複数設ける場合は、耐震壁や柱の位置を工夫してバランスをとります。

  • 設備・間取り変更の影響
    後からの間取り変更やリフォームも耐震性に影響するため、長期的な暮らし方を踏まえて設計することが重要です。

工務店選びで重要な耐震への取り組み

もしもの自然災害から大切な家族を守るトップレベルの高耐震×制震性能

 

工務店を選ぶ際は、以下の点を必ず確認しましょう。

  1. 耐震等級3取得の実績
    実際に等級3で建築確認を通しているか。口頭説明だけでなく、証明書を見せてもらうことが大切です。

  2. 施工品質の管理
    第三者検査機関による中間検査や竣工検査を行っているか。

  3. 地盤調査と改良の対応力
    表層改良・柱状改良・鋼管杭など、地盤に適した工法を提案できるか。

  4. アフターメンテナンス体制
    地震後の点検・補修対応のスピードも重要です。

工務店で地震に強い家を建てるためのチェックリスト

  • 耐震等級3の証明書を発行できるか

  • 耐震壁や金物の施工が図面どおりか確認できるか

  • 地盤調査結果を元に基礎設計しているか

  • 完成後も定期点検があるか

このチェックリストを使えば、工務店選びの不安を大きく減らすことができます。

まとめ

工務店でも、正しい設計・施工・検証を行えば耐震等級3の家は十分に建てられます。
重要なのは、バランスの取れた耐力壁配置、確実な基礎工事、そして施工後のメンテナンス体制です。地域の地盤や気候を熟知した工務店だからこそできる地震対策もあります。

岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。

HEAT20 G3ランクの涼しく快適で、居心地の良い空間です。


高性能住宅を是非ご体感に来てみてください。