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2026.01.19
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耐震等級3って何?|地震から家族を守るために知っておきたいこと【岡山注文住宅コラムVol.179】
岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

家づくりを考え始めたとき、耐震について気になる方も多いと思います。
「耐震等級って何?」
「等級の違いで何が変わるの?」
と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
日本は世界有数の地震大国です。
そのため、安心して暮らせる住まいにはデザイン性や快適性だけでなく、家族の命を守る耐震性能が欠かせません。
この記事では、高性能住宅を検討するうえで欠かせない「耐震等級」について、基礎知識から等級ごとの違い、メリット・デメリット、耐震等級を高める方法までを分かりやすく解説します。
この記事を読むことで、耐震等級の意味や選び方、高性能住宅における耐震性能の考え方が明確になります。
地震に強く、長く安心して暮らせる住まいを建てたいと考えているご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
地震で倒壊しやすい家の特徴は?
地震で倒壊しやすい家には、いくつか共通した特徴があります。
地震被害の調査結果から分かるのは、「古い基準で建てられた住宅」や「耐震性能が十分に考慮されていない住宅」は倒壊リスクが高いという事実です。
特に1981年以前の旧耐震基準で建てられた住宅は、震度6強以上の地震を想定していません。
柱や壁の配置が偏っている家は、揺れが一方向に集中し、建物全体がねじれるように崩れる可能性があります。
さらに、耐力壁の量が不足している住宅や、基礎が鉄筋の入っていない無筋コンクリートの場合も、地震時に大きな被害を受けやすくなります。
高性能住宅を目指すのであれば、断熱性能や気密性能だけでなく、地震に耐える構造計画が不可欠です。

耐震住宅における「耐震等級」って何?
耐震等級とは、住宅の地震に対する強さを数値化した指標です。
住宅性能表示制度に基づき、建物がどの程度の地震に耐えられるかを示しています。
耐震等級は1から3までの3段階で評価されます。
数字が大きくなるほど耐震性能が高く、建物の安全性が向上します。
高性能住宅における耐震等級は、快適性と安全性を両立させるための重要な基準です。
断熱や空調計画が優れていても、構造が弱ければ安心して暮らすことはできません。
そのため、本当に価値のある高性能住宅は、耐震等級にも明確な根拠があります。
住宅の強さはどう違う?耐震等級を比較
耐震等級は、同じ木造住宅であっても設計や構造計算の有無によって大きく差が出ます。
ここでは、それぞれの耐震等級の特徴を具体的に見ていきます。

耐震等級1
耐震等級1は、建築基準法で定められた最低限の耐震性能です。
数百年に一度発生する震度6強から7程度の地震で「倒壊しない」ことを基準としています。
倒壊しないという基準は、住み続けられることを意味するものではありません。
大きな損傷を受け、補修が必要になる可能性は十分にあります。
耐震等級1は、命を守る最低ラインと考えるのが現実的です。
高性能住宅として長く安心して暮らすためには、さらに上の耐震等級を検討する価値があります。
耐震等級2
耐震等級2は、耐震等級1の1.25倍の耐震強度を持つ住宅です。
学校や病院など、災害時に避難所として利用される建物と同等の耐震性能です。
耐震等級2の住宅は、大地震後も比較的損傷が少なく、補修しながら住み続けられる可能性が高まります。
また、住宅ローンの金利優遇や地震保険料の割引を受けられる場合もあります。
高性能住宅を検討する多くの方が、安全性とコストのバランスを考えて選ぶ等級が耐震等級2です。
耐震等級3
耐震等級3は、現行制度における最高ランクの耐震性能です。
耐震等級1の1.5倍の強度を持ち、消防署や警察署など防災拠点と同等の基準です。
大地震が発生しても、建物の損傷を最小限に抑え、住み続けられる可能性が最も高い住宅です。
家族の命だけでなく、暮らしと資産を守る性能といえます。
高性能住宅の「性能」を本気で追求する場合、耐震等級3は非常に相性の良い選択肢です。
耐震等級3相当
耐震等級3相当とは、計算上は耐震等級3と同等の強度を持つものの、住宅性能表示制度の正式な認定を受けていない状態を指します。
構造計算を簡略化している場合や、第三者評価を受けていないケースが多く見られます。
数値上は高性能住宅でも、客観的な証明がない点には注意が必要です。
安心を重視するなら、正式な耐震等級3の取得が望ましいといえます。
耐震等級って何を見ればわかるの?
耐震等級を調べる方法は、主に住宅性能評価書の確認です。
新築時に「設計住宅性能評価書」や「建設住宅性能評価書」が発行されていれば、耐震等級が明記されています。
注文住宅の場合は、設計段階で耐震等級を取得しているかを建築会社に確認することが重要です。
高性能住宅をうたう会社であっても、耐震等級を取得していないケースは存在します。
数値と根拠を明確に示してくれる住宅会社を選ぶことが、後悔しない家づくりにつながります。
耐震等級を高めることで得られるメリット
家族の命を守れる安心感が高まる
耐震等級を高める最大のメリットは、地震発生時に家族の命を守れる可能性が大きく高まる点です。
耐震等級3の住宅は、建築基準法レベルの1.5倍の耐震強度を持ちます。
震度6強から7クラスの地震でも倒壊リスクを大幅に抑えられます。
高性能住宅として安心して暮らし続けられる基盤が整います。
地震後も住み続けられる可能性が高い
耐震等級が高い住宅は、倒壊しないだけでなく損傷を抑えやすい特徴があります。
大地震の後でも大規模な修繕を必要としないケースが増えます。
仮住まいや建て替えの負担を減らせる点は、長期的な安心につながります。
高性能住宅は「住み続けられる性能」が重要視されます。
住宅の資産価値が維持されやすい
耐震等級の高い住宅は、将来的な資産価値が下がりにくい傾向があります。
耐震性能は住宅購入検討層が重視する項目の一つです。
売却時や相続時にも評価されやすくなります。
高性能住宅としての信頼性が数値で証明できる点は大きな強みです。
地震保険や住宅ローンで優遇を受けられる
耐震等級2以上の住宅は、地震保険料の割引対象になります。
耐震等級3では割引率が最大50%になる場合もあります。
金融機関によっては住宅ローン金利の優遇を受けられることもあります。
性能が経済的なメリットにつながる点は、高性能住宅ならではの利点です。
耐震等級を高めるときに知っておきたい注意点
建築コストが上がる傾向がある
耐震等級を高めると、構造材や耐力壁が増えるため建築コストが上がります。
構造計算や第三者評価にかかる費用も必要になります。
初期費用だけを見ると負担に感じる方もいます。
高性能住宅は、性能とコストのバランスを考えることが大切です。
間取りの自由度が制限される場合がある
耐震等級を高めるには、壁量や柱の配置に一定の制約が生じます。
大開口の窓や大きな吹き抜けは計画が難しくなる場合があります。
デザイン性を重視する場合は注意が必要です。
ただし、実績があり、設計力の高い工務店であれば両立は可能です。
設計・打ち合わせに時間がかかる
耐震等級を取得するためには、詳細な構造検討が必要です。
その分、設計期間や打ち合わせの回数が増える傾向があります。
早く家を建てたい方には負担に感じることもあります。
高性能住宅は「時間をかけて性能をつくる住まい」といえます。
性能の内容が分かりにくいと感じやすい
耐震等級は数値で示されますが、一般の方にはイメージしにくい部分があります。
耐震等級3相当など、分かりにくい表現も存在します。
説明が不十分なまま判断すると後悔につながる可能性があります。
高性能住宅では、性能を丁寧に説明してくれる住宅会社選びが重要です。
耐震等級を決める要素とは?
耐震等級は、建材の強さだけで決まるものではありません。
高性能住宅では、設計・構造・建物バランスを総合的に判断して耐震等級が決まります。
ここでは、特に重要なポイントを分かりやすく整理します。
建物の形状とバランス
建物の形は、耐震等級に大きく影響します。
凹凸の少ないシンプルな形状は、揺れに強くなります。
上下階で柱や壁の位置がそろっている住宅は、ねじれを抑えられます。
高性能住宅では、形の美しさと構造の安定性を両立させます。
耐力壁の量と配置
耐力壁は、多ければ良いわけではありません。
東西・南北にバランス良く配置することが重要です。
配置が偏ると、地震時に建物が傾きやすくなります。
高性能住宅では、間取りと耐震性を同時に考えます。
基礎と接合部の強さ
住宅の耐震性は、基礎と接合部が支えています。
鉄筋コンクリートのベタ基礎は、地震力を分散しやすい構造です。
柱や梁を金物で固定することで、揺れに強くなります。
高性能住宅では、見えない部分にも性能を確保します。
建物の重さ
建物が軽いほど、地震時の負担は小さくなります。
屋根や外壁の素材は、耐震等級に影響します。
軽量な屋根材は、同じ構造でも耐震性を高めやすくなります。
高性能住宅では、性能と重量のバランスを重視します。
まとめ
高性能住宅において、耐震等級は快適な暮らしを支える土台となる重要な性能です。
耐震等級の違いを正しく理解し、家族構成や将来を見据えた選択をすることが、後悔しない家づくりにつながります。
岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。
HEAT20 G3ランクの居心地の良い空間です。
高性能住宅を是非ご体感に来てみてくださいね。
