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2025.10.06
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自分たちに合う暮らし方は?|二世帯住宅の基本を解説【岡山注文注文住宅コラムVol.148】
岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。
家づくりを考えるとき、「二世帯住宅」という選択肢に魅力を感じている方も増えています。「どんな二世帯住宅にすればよいのか」
「完全分離にすべきか、それとも一部共有にすべきか」
と悩まれる方も多いのではないでしょうか。
二世帯住宅の間取りは、タイプによって暮らしやすさが大きく変わります。
また、どのタイプを選ぶかによって、建築費用やプライバシーの確保のしやすさも違ってくるため、建てる前にしっかりと特徴を理解しておくことが大切です。
この記事では、二世帯住宅の間取りタイプやメリット・デメリット、注意すべきポイントを分かりやすくご紹介します。
読んでいただくと、ご家族に合った二世帯住宅の形がイメージできるはずです。
二世帯住宅を検討しているご家族は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
二世帯住宅ってどんな家?
二世帯住宅とは、親世帯と子世帯が一つの建物で暮らす住宅のことです。
生活の一部を共用する場合もあれば、玄関やキッチンを完全に分けて独立した生活を送れるタイプもあります。
日本では核家族が増えてきましたが、近年では共働き世帯の増加や親世帯の老後を考えた同居ニーズが高まり、二世帯住宅の需要が再び増加しています。二世帯住宅は「家族のつながりを強めたい」「生活費を抑えたい」「安心して老後を迎えたい」など、家族ごとの想いを実現できる住まい方として注目されています。
家族が近くにいる安心感を持ちながら、多様なライフスタイルに合わせて検討される住宅のかたちです。
二世帯住宅の間取りを工夫することで、プライバシーを守りながら安心して暮らせる住まいが実現できます。
二世帯住宅の3つのタイプを知ろう
二世帯住宅には大きく分けて3つのタイプがあります。
家族みんなで暮らす「共用タイプ(完全同居)」
玄関、キッチン、浴室、リビングなどを親世帯と子世帯で共に利用するスタイルです。
食事や家事を一緒に行えるため、家族のつながりが強まります。
建築費用も抑えられるため、コスト面でもメリットがあります。
ただし、生活リズムが異なる場合はストレスを感じやすい点もあります。
生活空間を分ける「完全分離タイプ」
玄関や水まわりをすべて別々に設ける間取りです。
親世帯と子世帯が同じ建物に暮らしていても、それぞれが独立した暮らしを送れます。
プライバシーを守れる点で人気が高く、資産価値も上がりやすいです。
ただし建築費用は最も高くなる傾向にあります。
バランス重視の「一部共用タイプ」
玄関やキッチン、浴室などの一部を共有し、ほかを分ける間取りです。
例えば「玄関は共用だがキッチンは分ける」といった形です。
生活費を抑えながらもプライバシーをある程度確保できるのが特徴です。
両世帯のライフスタイルや価値観に合わせて柔軟に調整できます。
二世帯住宅に住むと嬉しいこと
二世帯住宅には数多くのメリットがあります。
育児や家事のサポートが受けられる
二世帯住宅では、親世帯と子世帯が近くにいるため育児や家事を協力し合いやすくなります。
共働き世帯にとっては、親世帯のサポートが大きな助けとなり、家事の一部を分担することで家族全体の負担が軽減されます。
また、祖父母と孫の交流が自然と増えるため、子どもの成長に良い影響を与える点も魅力です。
経済的な負担を分け合える
二世帯で暮らすことで、光熱費や水道代をシェアでき、食費の一部をまとめることで節約につながります。
さらに土地を有効に活用できるため費用効率が良く、共用タイプでは建築費を抑えられるケースもあります。
経済的な負担を分担できるのは、長く暮らすうえで大きなメリットです。
親世帯の老後に安心できる
親世帯と同じ家に住むことで、体調の変化や緊急時にすぐ対応できる安心感があります。
バリアフリー設計を取り入れれば、親世帯も子世帯も快適に長く暮らすことが可能です。
離れて暮らすよりも日常的に見守りがしやすく、医療機関や介護サービスとの連携もしやすい点が大きな利点です。
資産価値や土地活用の面でも有利
二世帯住宅は土地を有効に使えるため資産価値が下がりにくく、完全分離タイプでは将来的に賃貸として活用できる柔軟さがあります。
リフォームや建て替えへの対応もしやすいため、世代を超えて長く住み継ぐ家にできるのも魅力の一つです。
二世帯住宅で気をつけたいこと
一方でデメリットも存在します。
生活リズムや価値観の違い
世帯ごとに生活リズムや価値観が異なると、摩擦の原因になることがあります。
たとえば、起床や食事の時間のずれ、家事のやり方の違い、休日や来客の過ごし方の違いなどがストレスになることも。
生活音に敏感な方にとっては、音の問題も課題となりやすいです。
建築費用が高額になりやすい
二世帯住宅は、特に完全分離タイプの場合、建築費が高額になりやすい特徴があります。
水まわりを2つ設置すれば設備費用が増え、広い土地が必要になれば土地購入費も大きくなります。
設計の自由度が高い分、コスト管理が難しくなる点にも注意が必要です。
プライバシーの確保が難しい場合もある
共用部分が多い間取りでは、生活が丸見えになったり来客時に気を使うシーンが増えたりします。
また、生活音が伝わりやすく、プライベートな時間を確保しにくいこともあります。
そのため、間取りや防音などの工夫を取り入れることが重要です。
将来子世帯だけが残ったときの課題
親世帯がいなくなった後、間取りが使いづらくなることがあります。
空き部屋が増えると維持管理の負担も大きくなり、一部共用タイプではリフォームが必要になる場合も。
親世帯用の空間を将来どのように活用するか、あらかじめ考えておくことが安心につながります。
家を建てる前に話し合っておきたいこと
二世帯住宅の間取りを決める前に、いくつか確認すべきことがあります。
家事の分担について
料理、洗濯、掃除などの家事をどの程度分担するかを明確にしておく必要があります。
特に共用タイプでは役割分担が曖昧になると、ストレスが溜まる原因になります。
お金の負担について
建築費用や光熱費、生活費の分担をどうするかも重要です。
特に完全分離タイプではそれぞれの世帯で費用を負担する割合を明確に決めておくことが大切です。
親世帯の老後を考える
バリアフリーや1階に親世帯の居住スペースを設けるなど、老後の暮らしやすさを考慮した間取りが望まれます。
将来子世帯だけになったとき
親世帯がいなくなった後も快適に暮らせる間取りかどうかも考える必要があります。
リフォームのしやすさや賃貸として貸しやすい設計を取り入れると安心です。
快適に暮らすには「プライバシーの確保」がカギ!
二世帯住宅を成功させる最大のポイントは「プライバシーの確保」です。
特に義両親と暮らす方には、配慮が大切です。
物理的な距離が近くなると、心の距離も近くなりますが、価値観の違いですれ違ってしまうこともあるでしょう。
また、親世帯と子世帯の距離が近すぎるとストレスにつながり、遠すぎるとサポートし合う意味が薄れてしまいます。
あらかじめ「一緒に過ごす時間」と「それぞれの時間」を分けて設計することで、暮らしやすさが格段に向上します。
音や生活動線の工夫、防音性の高い建材の採用などで、快適な暮らしを両立させることが重要です。
まとめ
二世帯住宅の間取りには「共用タイプ」「完全分離タイプ」「一部共用タイプ」の3種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
家事や費用の分担、親世帯の老後、将来の子世帯の暮らし方まで見据えて検討することが成功のカギです。
プライバシーを守りつつ、お互いに安心できる距離感を実現する間取りを選びましょう。
岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。
HEAT20 G3ランクの居心地の良い空間です。
高性能住宅を是非ご体感に来てみてくださいね。