カテゴリで絞り込む
ARCHIVE
過去の記事
-
▼2025年(307)
-
▼2024年(242)
-
▼2023年(143)
閉じる
2025.10.26
自然素材から考える家づくり【岡山注文住宅コラムVol.156】
岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。
家づくりを検討する多くの方が、最初に悩むのが「工務店とハウスメーカー、どちらがいいの?」という点ではないでしょうか。
特に、自然素材の家づくりに興味がある方にとっては、どちらを選ぶかによって“家の空気”や“暮らしの質”が大きく変わります。
この記事では、自然素材を生かした注文住宅という視点から、
工務店とハウスメーカーの違いを分かりやすく解説します。

それぞれの特徴や家づくりの考え方、職人の手仕事の違い、そして素材がもたらす快適性について詳しくご紹介します。
読み終えたころには、「自分たちに合った家づくりの方向性」がきっと見えてくるはずです。
自然素材のぬくもりを感じながら、心地よい暮らしを叶えたいご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
自然素材の家づくり──工務店とハウスメーカーでどう違う?

「木の香りが心地いい」「素足で歩くと、床がやさしい」
自然素材を使った家には、そんな五感で感じる心地よさがあります。
見た目の美しさだけでなく、空気環境や健康面にも配慮できることから、
いま“自然素材の家づくり”に注目が集まっています。
ただ一口に自然素材の家といっても、
工務店とハウスメーカーでは家づくりの考え方が大きく異なります。
ここでは、それぞれの特徴を「素材の扱い」「職人の感性」「経年美」「快適性」の観点から見ていきます。
素材をどう扱うかの違い
ハウスメーカーの家づくりは、全国どこでも同じ品質を提供できるよう、材料や工法が標準化されています。
そのため、木材も「集成材」や「突板(つきいた)」といった、扱いやすく品質のばらつきが少ない素材が多く使われます。

【集成材】‐しゅうせいざい‐
接着剤で再構成して作られる木質材料
構造用と造作用に分類され、
主に建材やテーブルの天板などの
家具素材として用いられる。

【突板】‐つきいた(ベニヤ)‐
ベニヤや合板の上に突板が貼り付けられた
ものを天然木化粧合板と呼び、
内装仕上げやテーブルなどの家具に
使用されるケースが多い。
安定性が高く、施工もスムーズですが、素材そのものの“呼吸”や“質感”はやや抑えられる傾向があります。
一方、工務店では、地域の気候や湿度に合わせて素材を選ぶことができます。
たとえば、夏は湿気が多く冬は乾燥する岡山では、調湿性に優れた漆喰や無垢材を取り入れることで、
一年を通して心地よい室内環境を実現することが可能です。
---
つまり、工務店の家づくりは「自然素材をどう生かすか」に焦点を当てているのです。
職人の感性が生きる「素材の使い方」
自然素材は、同じ樹種・同じ漆喰でも扱い方次第でまったく表情が変わります。

ハウスメーカーでは仕上げの統一性を重視するため、施工マニュアルに沿って作業が進みます。
どの家も一定の品質に仕上がりますが、その分、素材の“個性”が失われることもあります。
工務店では、職人が素材の状態を見ながら微調整を行うことができます。

・木目の流れを生かして床を張る。
・漆喰のコテ跡をあえて残し、手仕事の温かみを出す。
そうした繊細な感覚が、住まいに“ぬくもり”や“味わい”を与えてくれます。
自然素材は工業製品のように「同じもの」がありません。
だからこそ、職人の経験と感性が光るのが工務店の家づくりなのです。
時間とともに深まる「経年美」
自然素材のもう一つの魅力は、時間とともに美しく変化することです。
無垢の床は年月を経るごとに艶が増し、足ざわりがやわらかくなります。
漆喰壁は光の当たり方で陰影が変わり、日々異なる表情を見せてくれます。
ハウスメーカーの家は「完成した瞬間の美しさ」を重視しますが、
工務店の家は「暮らしながら味わう美しさ」を大切にしています。

家族とともに経年を重ねることで、素材の風合いが深まり、愛着が増していく。
これこそが、自然素材の家づくりがもたらす最大の魅力といえるでしょう。
健康と快適さを支える「自然素材の力」
自然素材は、目に見えない部分でも住まいの快適さを支えています。
漆喰や珪藻土は、湿度が高いときは湿気を吸い、乾燥すると水分を放出する“呼吸する素材”です。

また、無垢材には化学物質を吸着する性質があり、室内の空気をやさしく整えてくれます。
工務店の家づくりでは、こうした素材の特性を理解し、性能と自然の力を両立させた設計を行います。
断熱や気密といった“科学的な性能”と、自然素材が持つ“人の身体にやさしい快適さ”の両方を大切にしているのです。
私たちSANKOでは、「科学が証明した究極の健康住宅」という理念のもと、
自然素材の魅力を最大限に生かした高性能な住まいを提案しています。
まとめ
──素材とともに、心地よく生きる家を
自然素材の家づくりは、単に「木を使う」 「漆喰を塗る」といったことではありません。
それは、人と素材が調和しながら生きていく家づくりです。

ハウスメーカーが提供する安心感や標準化された品質も魅力ですが、
工務店の家には、「素材を選ぶ自由」「職人とつくる温かみ」「年月を楽しむ豊かさ」があります。
自然の恵みを感じながら、家族とともに時間を重ねる。
そんな“暮らしそのものを楽しむ家”を、工務店は一棟一棟、丁寧に形にしていきます。
岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。
HEAT20 G3ランクの暖かく、居心地の良い空間です。
