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2025.06.13
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自然素材の家|メリット・デメリットをプロが解説【岡山注文住宅コラムVol.79】
岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。
「自然素材の家って、本当に快適なの?」「メンテナンスが大変じゃないの?」──このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、自然素材の家とはどのような家か、どんなメリット・デメリットがあるのか、無垢材・漆喰・珪藻土といった素材ごとの特徴や注意点も詳しく解説していきます。
読み終える頃には、「自然素材の家づくり」への理解が深まり、ご自身の理想の住まいに一歩近づけるはずです。
健康的な暮らしを目指す方、小さなお子様がいるご家庭、化学物質に敏感な方には特に参考になる内容です。ぜひ最後までお読みください。
目次
Q1. 自然素材の家とはどんな住宅ですか?
A1. 自然素材の家とは、天然由来の建材を使って建てられた住宅のことです
自然素材の家とは、無垢材、漆喰、珪藻土など、化学物質を極力使用せず、自然由来の材料を取り入れた住まいを指します。これらの素材は、調湿性や断熱性に優れ、空気が澄んでいると実感しやすいのが特徴です。
たとえば、壁に漆喰や珪藻土を使うことで、室内の湿度を自然に調整でき、夏はカラッと、冬は乾燥しすぎない空間が実現します。床や天井に無垢材を使えば、木のぬくもりや香りが感じられ、裸足で歩きたくなるような心地よさが生まれます。
このように、自然素材の家は健康的で快適な暮らしを叶えたい方にとって、理想的な住まいの形と言えるでしょう。
Q2. 自然素材の家のメリットは?
A2. 健康的な室内環境、快適な住み心地、長寿命が大きなメリットです
自然素材の家には、以下のようなメリットがあります。
- 空気環境が良い:化学物質を含む建材を避けることで、シックハウス症候群のリスクを軽減できます。特に小さなお子様やアレルギーをお持ちの方には安心です。
- 調湿性に優れる:漆喰や珪藻土には調湿作用があり、年間を通して湿度を快適に保ってくれます。
- 経年美化する:自然素材は、時が経つほどに味わいが増します。傷やシミも味として楽しむ文化が根付いています。
- 断熱性が高い:無垢材は熱伝導率が低いため、断熱効果があり、エアコンの効きも良くなります。
暮らすほどに素材の良さが際立つのが、自然素材の家ならではの魅力です。
Q3. 自然素材の家のデメリットは?
A3. メンテナンスや初期費用、素材の性質に対する理解が必要です
自然素材の家には、以下のような注意点もあります。
- 初期費用が高くなりがち:天然素材は加工に手間がかかるため、一般的な建材よりもコストがかさむ傾向があります。
- メンテナンスが必要:無垢材は乾燥や湿気によって伸縮するため、多少の割れや隙間が生じることがあります。漆喰も汚れやすいため、定期的な手入れが求められます。
- 色ムラ・節の個体差がある:木や土は自然由来のため、均一な見た目にはなりません。素材の個性を楽しむ気持ちが大切です。
- 取り扱いに技術が必要:左官仕上げなど、職人の技術力に仕上がりが左右されます。信頼できる施工会社選びが重要です。
これらを理解したうえで家づくりを進めると、より納得のいく住まいが完成します。
Q4. 無垢材の特徴と注意点は?
A4. 無垢材は温もりと調湿性が魅力、反りや割れには注意が必要です
無垢材とは、合板ではなく一本の木から切り出した天然木材のことです。肌触りが柔らかく、裸足で歩くとぬくもりが伝わってくるのが特長です。また、湿気を吸ったり吐いたりする調湿機能があり、梅雨時や冬の乾燥時にも快適さを保ちます。
しかし、乾燥や湿度の変化によって収縮・膨張が起きるため、施工の際には空気を含ませる設計や、張り方の工夫が求められます。フローリングの隙間や反りは自然現象として受け入れられる心構えが必要です。
我が家でも、床に無垢材を使っています。
木の香りが毎日癒してくれ、季節ごとの湿度に応じて空気の質が変わるのを感じています。
Q5. 漆喰や珪藻土を使うときに、どんなことに気をつければいいですか?
A5. 素材の特徴を理解し、暮らし方に合わせた使い方を意識しましょう
漆喰や珪藻土には、調湿性や消臭効果、防火性など多くのメリットがあります。しかし、使う際にはいくつかのポイントに注意が必要です。
まず、表面が柔らかいため、家具をぶつけたり、お子様が触ったりすると傷がつくことがあります。
ただし、漆喰は比較的扱いやすい素材でもあります。多少のひび割れや小さな傷であれば、自分で補修できるのも大きな魅力です。ホームセンターで販売されている補修用の漆喰を使えば、簡単に目立たなくできます。DIYが好きな方にとっては、手を加える楽しさも感じられる素材です。
また、素材自体に吸湿性があるため、水まわりで使用する際は水跳ねによるシミが気になることもあります。そういった箇所には、防汚コーティングを施すか、別の素材を組み合わせると安心です。
我が家では、収納の壁一面に珪藻土を使用しました。梅雨時でも空気がベタつかず、においもこもりません。ただ、ソファを壁にぴったりつけていたら、いつの間にか角に擦れ跡が……。今は少しスペースを空けて設置するようにしています。
暮らし方を意識すれば、漆喰や珪藻土は非常に快適で頼もしい素材になります。
まとめ
自然素材の家は、健康で快適な暮らしを叶えるための大きな一歩です。 無垢材や漆喰、珪藻土などの自然素材は、空気の質を高め、心地よい温熱環境をつくってくれます。一方で、コストやメンテナンス面での理解も欠かせません。
大切なのは、自然素材の特徴をよく知り、自分たちの暮らしに合った素材選びをすること。そして、信頼できる施工会社に相談しながら、理想の家づくりを進めていくことです。
岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。 HEAT20 G3ランクの涼しく、居心地の良い空間です。 初夏の今こそ、性能の違いをぜひご体感ください。