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2026.01.26

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見えない内部結露が家を傷める?|内部結露について徹底解説【岡山注文住宅コラムVol.180】

岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

家づくりを検討していると、

「内部結露はどうして起きるの?」

「内部結露という言葉を聞いたけれど、実際に何が問題なの?」

と疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。

見えない壁の中で起こる内部結露は、住み始めてから気づきにくく、後悔につながりやすい住宅トラブルの一つです。

この記事では、内部結露の基礎知識から、結露が起きる仕組み、内部結露の原因と危険性、そして具体的な対策方法までを分かりやすく解説します。

この記事を読むことで、内部結露を防ぐ家づくりの考え方と、健康で長持ちする高性能住宅の本質が理解できます。

これから岡山で新築注文住宅を検討しているご家族健康で長く安心して暮らせる高性能住宅を建てたいご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください。

結露はどうして起こるの?

結露は、空気中に含まれる水蒸気が冷やされて水に変わることで発生します。

空気は温度が高いほど多くの水蒸気を含むことができます。

空気が冷やされて露点温度を下回ると、水蒸気は水滴となり結露が発生します。

例えば、水蒸気量が同じ場合、20℃の空気では湿度約40%ですが、10℃の空気では湿度約80%、5℃の空気では湿度約100%となります。

つまり、室温20℃、湿度40%の場合、空気が5℃まで冷やされると結露が発生します。

住宅では、室内と室外の温度差、湿度差によって結露が発生します。

結露といえば、冬の窓やサッシを思い浮かべる方が多いと思います。

しかし、冬だけでなく、夏にも発生する点が重要です。

内部結露って何?

内部結露とは、住宅の壁の内部や天井裏、床下など、目に見えない部分で水滴が発生する結露現象です。

室内の結露は窓ガラスで確認できますが、内部結露は外から確認できない点が大きな特徴です。

気づかないうちに水分が溜まり、断熱材や構造材を湿らせてしまいます。

この状態が長く続くと、住宅性能の低下や劣化につながります。

内部結露には「冬型結露」「夏型結露」の2種類があります。

それぞれ発生する条件と原因が異なるため、正しく理解することが重要です。

冬型結露

暖房を使用する冬の住宅では、室内の空気は暖かくなります。

一方で、外気に近い壁の内部は温度が低くなります。

室内の暖かく湿った空気が壁の内部へ入り、外壁側の冷えた部分に触れると、空気が露点温度を下回るため、壁の内部で水滴が発生し、冬型結露が起こります。

夏型結露

冷房を使用する夏の住宅では、室内の空気や壁の内側は冷たくなります。

一方で、外気は高温多湿となり、住宅の外側は温度が高くなります。

湿気を多く含んだ外気が壁の内部へ入り、室内側の冷えた部分に触れると、空気が露点温度を下回るため、壁の内部で水滴が発生し、夏型結露が起こります。

内部結露は、断熱材の外側と内側の温度差が大きいほど発生しやすくなります。

気密性能が低い住宅では、湿気を含んだ空気が壁の内部へ入りやすくなります。

そのため、内部結露は断熱と気密のバランスが崩れた住宅で起こりやすい現象です。

内部結露を防ぐためには、結露が発生する仕組みを正しく理解することが大切です。

見えない場所で起こる現象だからこそ、家づくりの段階での対策が重要になります。

内部結露が起こる主な原因は?

断熱性能の不足

内部結露の原因の一つが、断熱性能の不足です。

断熱性能が低い住宅では、壁の内部で大きな温度差が生まれます。

外気温が低い冬の時期には、壁の外側が冷やされます。

温度差が大きい状態で湿気を含んだ空気が入り込むと、水滴が発生しやすくなります。

断熱材の厚み不足や、性能の低い断熱材の使用は、内部結露のリスクを高めます。

また、高性能住宅であっても、断熱材の施工不良により、断熱材に隙間があると、そこから冷気が入り込みます。

高性能住宅では、断熱材の性能だけでなく、施工精度が非常に重要です。

気密不足が湿気の侵入を招く

気密性能が低い住宅では、室内の暖かく湿った空気が壁の中に入り込みやすくなります。

特にコンセント周りや配管の隙間などは、気密処理が甘くなりやすい部分です。

気密処理の不十分さは、内部結露の大きな原因になります。

高性能住宅では、C値などの数値で気密性能を確認することが内部結露対策につながります。

換気計画の不足

換気が十分に行われていない住宅では、室内に湿気が溜まりやすくなります。

湿度が高くなるほど、内部結露のリスクは高まります。

24時間換気システムが正しく機能していない住宅では、湿気が排出されません。

換気量不足や、換気経路の不備も原因になります。

内部結露を防ぐためには、計画的な換気が欠かせません。

防湿層・気密層の施工不良

防湿層や気密層の施工不良も、内部結露の原因です。

防湿シートが途切れていたり、重ね代が不足していたりすると、湿気を止められません。

施工時の小さなミスが、後から大きな結露トラブルにつながります。

見えない部分だからこそ、施工品質が重要になります。

設計通りに施工されていない住宅では、内部結露が発生しやすくなります。

内部結露のリスクと住宅への影響

構造材が傷みやすくなる

内部結露が続くと、柱や梁などの構造材が湿気を含み、木材腐朽菌が繁殖しやすくなります。

木材腐朽菌は含水率20%以上の環境で活発に活動します。

内部結露が長期間放置されると、耐震性能の低下につながります。

耐震性能が下がると、地震時に建物が受けるダメージが大きくなります。

高性能住宅であっても、構造材が劣化すれば住宅の寿命は短くなります。

内部結露は見えない場所で進行するため、特に注意が必要です。

カビ・健康被害のリスク

内部結露はカビの発生原因にもなります。

カビは湿度70%以上の環境で繁殖しやすいとされています。

壁内部で発生したカビの胞子は、空気の流れにより室内に入り込みます。

カビはアレルギー喘息の原因になる可能性があります。

特に小さな子供や高齢者がいる家庭では健康リスクが高まります。

健康住宅を目指す高性能住宅にとって、内部結露対策は欠かせません。

内部結露を防ぐための対策方法

正しい断熱施工と断熱材選び

高性能住宅の内部結露対策として、最も重要なのが断熱材の正しい施工です。

断熱材に隙間があると、冷気が侵入し内部結露が発生します。

断熱材の種類ごとに適した施工方法を守ることが大切です。

例えば、充填断熱では隙間なく施工する技術力が求められます。

外張り断熱を併用することで、温度差をさらに小さくできます。

気密性能を高める施工

高性能住宅では、気密性能を数値で管理することが重要です。

C値0.5以下を目指すことで、湿気の侵入を抑えられます。

気密テープや防湿シートを適切に施工することで、室内の湿気が壁内部へ入り込むのを防ぎます。

きちんと気密測定を実施する住宅会社を選ぶことも、内部結露対策につながります。

計画換気による湿度管理

計画換気は高性能住宅の内部結露対策に欠かせません。

家の気密性能が高いほど、計画的な換気が行えます。

24時間換気システムにより、室内の湿気を外へ排出します。

第三種換気、第一種換気それぞれに特徴がありますが、設計通りに機能させることが重要です。

室内湿度を40〜60%に保つことで、内部結露のリスクを大幅に下げることができます。

断熱・気密・換気の三位一体設計が、内部結露を防ぐ鍵になります。

まとめ|内部結露を防ぐ家づくりのために

高性能住宅の内部結露は、断熱・気密・換気のバランスが崩れることで発生します。

内部結露は構造材の劣化や健康被害につながるため、見えないからこそ正しい知識と対策が必要です。

高性能住宅では、正しい断熱施工気密性能の確保計画換気の実施が重要になります。

住宅会社選びの段階で、内部結露への考え方や施工体制を確認することが、後悔しない家づくりにつながります。

岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。

HEAT20 G3ランクの居心地の良い空間です。

高性能住宅を是非ご体感に来てみてくださいね。