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2025.12.02
風邪にかかりにくい家|医療費削減にもつながる理由【岡山注文住宅コラムVol.172】
岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。
冬になると家族の誰かが風邪をひき、また次の人へ移ってしまう…。そんな暮らしに悩むご家庭は多いと、日頃のご相談から感じています。とくに「暖房しているのに寒い」「朝起きると必ず喉が痛い」「子どもが毎年インフルエンザにかかる」という声は非常に多いです。

この記事では、「風邪にかかりにくい家」の条件を建築的な視点なから解説し、寒くない家が健康にどれほど大きく影響するのかを分かりやすくまとめます。
この記事を読むと、家の温度差・断熱性能・気密性能・換気計画が風邪やインフルエンザの発症率にどれほど関係するのかが分かり、健康を守る家づくりのポイントが明確になります。
「医療費を減らしたい」「健康住宅に興味がある」そんなご家族はぜひ最後まで読んでみてください!
目次
インフルエンザ流行

毎年冬になるとインフルエンザは一定数流行しますが、今年は例年よりも早く流行しています。学校や職場でも学級閉鎖や欠席が目立ち、「家庭内でどう感染を防ぐか」が大きな課題になっています。
そんな中で注目されているのが、住環境そのものを“感染しにくい状態”に整えること。温度差の少ない室内環境、適切な湿度、質の高い換気など、家の性能が健康に直結する時代です。
家の性能を整えることは、手洗いやマスクと同じくらい重要な“予防策”です。家族が安心して過ごせる住まいをつくるために、住宅性能が果たす役割を見直すべき時期に来ています。
高性能住宅で健康に
高性能住宅は、断熱性能と気密性能を高めることで、室温や湿度を安定させ、健康的な環境を維持する住宅です。この特性が、風邪やインフルエンザを予防する大きな要因となります。

高性能住宅が健康住宅として重要な理由
高性能住宅が健康に寄与する理由は3つあります。
1つ目は、室温が安定することです。室温が18℃未満になると、免疫に関わる白血球の働きが低下すると言われています。高性能住宅では、冬の朝でも15〜20℃を保てるため、体の冷えを防ぎ、免疫を安定させます。
2つ目は、温度差が少なくなることです。家の中の温度差が大きいと、自律神経が乱れやすく、風邪をひきやすい体になります。高性能住宅では各部屋の温度差が小さくなり、体への負担が軽減されます。
3つ目は、適切な湿度が保たれることです。湿度が40〜60%に保たれるとウイルスは生存しにくくなり、喉や鼻の粘膜の防御機能も維持できます。
これらの点から、高性能住宅は“健康を守る家”として注目されています。
高性能住宅が医療費削減につながる理由
高性能住宅は、病気の予防につながるため、結果的に医療費の削減にも貢献します。
研究データでは、冬の室温が18℃以上の家庭では、呼吸器疾患の発症が明らかに減るといわれています。風邪・インフルエンザ・気管支炎・ぜん息などの疾患が減ると、病院の受診回数や薬代が減り、家計を圧迫しません。
また、家の中の温度差を小さくすることで、高齢者に多いヒートショックを予防できるため、医療リスクが大幅に減少します。家族全員の健康を守ることは、長期的に大きな価値があります。
漆喰、珪藻土で調湿する家
室内の空気環境を整えるためには、温度だけでなく「湿度の安定」が欠かせません。湿度が高すぎるとカビが発生しやすく、逆に乾燥しすぎるとウイルスが活動しやすくなるため、風邪をひきやすい原因にもつながります。そこで注目されているのが、漆喰や珪藻土が持つ“自然の調湿力” です。

漆喰や珪藻土は、素材そのものが空気中の水分を吸ったり吐いたりする性質を持っています。室内が蒸し暑いときには湿気を吸収し、乾燥しているときには蓄えた水分を放湿してくれます。また、吸放湿を繰り返しても劣化しにくく、自然素材ならではの心地よさも魅力です。
さらに、漆喰や珪藻土は静電気が起きにくいため、ホコリが壁に付着しにくいという特徴もあります。清潔な空気環境が保たれやすく、小さなお子様やアレルギーが気になるご家庭にも人気が高い仕上げ材です。
健康住宅にするための大事なポイント

風邪にかかりにくい家づくりを実現するために、建築的に重要なポイントを解説します。
断熱性能を高める
断熱性能が低い家は、冬の室温が外気温に影響されやすく、朝の室温が10℃以下になる家庭も珍しくありません。断熱性能を高めることで、家全体の温度を一定に保ち、免疫力を落とさない住環境をつくれます。
気密性能を高める
気密性能が低い住宅では、すき間から冷気が入り込み、暖房が効きにくくなります。結果として、足元の冷えや体の冷えが蓄積し、免疫力が落ちやすくなります。高気密の家では、暖房効率が大幅に上がり、体への負担も減ります。気密性と断熱性はセットで考えることが大切です。
換気計画を最適化する
換気が不十分な家は、ウイルス・カビ・アレルゲンが滞留し、健康被害を引き起こします。24時間換気システムを適切に設計することで、清潔な空気を維持でき、感染リスクを大きく下げられます。
お客様の声
SANKOの家に住まれているお客様の声をいくつか紹介します。
「エアコン1台で家中が夏は涼しく冬は暖かいことはもちろんのこと、喘息持ちの私は季節の変わり目には発作が出ていましたが、SANKOさんのお家に住み始めてからは発作も出ず過ごせており、空気の良さを体感しています。」
「実際に住んでみて数週間ですが、生後数ヶ月の息子の空咳が無くなったり、私自身の鼻詰まりが治ったりと大満足です。」
「以前は、実家や賃貸戸建てで暮らしていましたが、隙間風が多く、冬には石油ストーブや湯たんぽが必需品になってました。
これから寒くなる時期に暖かい家で暮らせるのが嬉しいです。
また個人的に皮膚が弱く病院の薬でなんとか治して生活していたのですが、この家に住み始めてからは炎症を起こすこともなく、快適です。」
「アパート時代は花粉症やハウスダストによる咳に年中悩まされてましたが、SANKOさんの家に住み始めてからこの2年間はあれ程出ていた咳が嘘のように出なくなり、健康的な毎日を過ごせています。」
まとめ
健康住宅は、暖かく快適に暮らせるだけでなく、家族の免疫力を守り、風邪やインフルエンザの予防に大きく貢献します。断熱性能・気密性能・換気計画を整えることで、室温や湿度が安定し、健康リスクを大きく減らすことができます。

また、高性能住宅は医療費の削減にもつながり、長期的に住むほどその価値が大きくなります。お客様の声からも、健康住宅が家族の生活を豊かにし、安心感の高い暮らしを実現していることが分かります。
岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。
HEAT20 G3ランクの居心地の良い空間です。
高性能住宅を是非ご体感に来てみてくださいね。
