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家づくりコラム

2025.07.14

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高性能住宅は本当にコスパがいい?|価格と性能のバランスを解説【岡山注文住宅コラムVol.110】

岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

「高性能住宅は費用が高いから、自分たちには無理かもしれない」

と感じていませんか?

しかし、家を建てる本当のコストは「建てたときの費用」だけではありません。

毎月かかる光熱費や、将来のメンテナンス費用まで考えると、高性能住宅の方がお得になるケースが多いのです。

この記事では、「高性能住宅の費用」に関する疑問にお答えします。

建築費だけでなく、光熱費やメンテナンス費用まで含めた「生涯コスト」の考え方を解説します。

この記事を読むと、高性能住宅と一般住宅の建築費光熱費メンテナンス費の比較や高性能住宅のお得さがわかります。

「家は建てた後の生活が大事」

「家計にやさしく、健康的に暮らせる家を建てたい」

と考えているご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!

高性能住宅ってどんな家?

高性能住宅とは、断熱性や気密性、省エネ性能、耐震性など、住宅に必要な性能を高めた住宅です。
一般的な住宅と比べて、室内の温度が一定に保たれやすく、冷暖房効率が良いのが特徴です。

SANKOの家は、家じゅうの温度が年中一定で20~25℃ほどです。家の中ではいつでも薄着で過ごすことができ、家族全員が快適に過ごしています。

高性能住宅の費用に関わる大事なポイント

高性能住宅の費用は高いとよく言われますが、その理由は「住宅性能の高さ」にあります。
ここでは、具体的な要素を紹介します。

断熱性

高性能住宅の大きな特徴は、断熱性の高さです。
壁・床・天井に高性能な断熱材を使い、窓も樹脂サッシやトリプルガラスにすることで、外気の影響を受けにくくします。

例えば、HEAT20 G2グレードの場合、岡山地域ならUa値0.46以下が目安です。
これにより、冬でも室温は平均18度以上をキープできます。

断熱性能が高いと、光熱費が大幅に下がります。

実際、SANKOのお客様は太陽光発電と組み合わせて年間光熱費が一万円程度という方もおられます。

気密性

高性能住宅は気密性も重要です。
気密性能を示すC値(隙間相当面積)は、一般住宅で2.0以上が多いですが、高性能住宅では0.5以下を目指します。

気密性が高いと、暖かい空気や冷たい空気が逃げにくくなり、エアコン効率が良くなります。また、花粉やホコリも入りにくくなるので、アレルギー対策にもなります。

SANKOでは0.1以下を標準としているので、計画換気をしっかり行うことができ、健康的な生活を送ることができます。

エネルギー効率の高いシステム・省エネ設備

高性能住宅は、省エネ設備を取り入れることが多いです。
例えば、全館空調や換気システム、太陽光発電などを導入すると、電気代やガス代を抑えることができます。

耐震性

高性能住宅は、耐震性も重要です。
耐震等級3を標準にしている住宅会社も増えています。
地震が多い日本では、家族の命を守るためにも耐震性は欠かせません。

耐久性

高性能住宅は、耐久性にも配慮されています。
外壁材や屋根材を長持ちするものにすることや結露による構造体の劣化を防ぐことで、家の寿命を延ばします。

長持ちする家は、将来のリフォーム費用を減らすことができます。

省エネ性能

高性能住宅は、省エネ性能が高いのも特徴です。
ZEH(ネットゼロエネルギーハウス)対応住宅なら、太陽光発電で家のエネルギーを自給自足することも可能です。

電気代を気にせずエアコンを使えるのは、大きなメリットです。

高性能住宅の費用は長い目で見るとお得
高性能住宅の建築費はやっぱり高い?

高性能住宅は、一般住宅と比べると建築費が高くなる傾向があります。

例えば、30坪の家を建てる場合、

一般住宅:坪単価70万円 × 30坪=2,100万円

高性能住宅:坪単価100万円 × 30坪=3,000万円

約900万円の差が生まれます。

しかし、これはあくまで初期費用だけの話です。
次の項目で、トータルで考えた時の費用について解説します。

高性能住宅でも費用を抑えるコツ

高性能住宅でも、工夫次第で費用を抑えることはできます。

コンパクトな間取りにする

間取りをコンパクトにすれば、建築費は大きく変わります。
30坪から28坪にするだけでも、50万円~100万円程度の節約になります。

あわせて光熱費やメンテナンス費、固定資産税なども抑えることができます。

補助金を活用する

高性能住宅は、国や自治体の補助金が使える場合があります。
例えば、「GX志向型住宅」(国土交通省)や「住宅用スマートエネルギー」(岡山市)などです。

地域や年度ごとに制度が異なるため、詳しくは専門の住宅会社にご相談ください。

外構費用を見直す

外構工事を後回しにすることやDIYを取り入れることで、初期費用を抑えることも可能です。

高性能住宅と一般住宅の光熱費を比べてみた

実際のデータで比べてみましょう。

このように、年間数十万円の差が生まれます。
長期的にはかなり大きな金額です。

修理代もお得!高性能住宅はメンテナンス費用が少ない理由

高性能住宅は、将来のメンテナンスコストも抑えられます。
例えば、外壁や屋根の塗り替えサイクルが長くなり、10年ごとに100万円かかるメンテナンスが、15年や20年に1回で済むこともあります。

エアコン1台でOK?高性能住宅の冷暖房事情

高性能住宅は、エアコンの台数も少なく済みます。
一般住宅だと、各部屋にエアコンを設置する必要がありますが、その分の購入費用や電気代が不要になります。

SANKOでは、「小屋裏エアコン+床下エアコン」の組み合わせを推奨しています。

高気密・高断熱住宅にすることでエアコン1台ずつの全館冷暖房を実現することができます。

高性能住宅は家が長持ち!将来の費用も安心

高性能住宅は、結露を防ぐことで構造体の劣化を防ぎます。

特に目に見えない壁内結露は知らない間に劣化が進んでいきます。
家の寿命が長くなるため、建て替えや大規模リフォームのリスクも減ります。

高性能住宅と一般住宅、結局どっちがお得?費用の比較

35年住むことを前提に、トータルコストを比べてみましょう。

高性能住宅の方が約1,000万円安くなる計算になります。

トータルで見ると高性能住宅の方がお得!

高性能住宅は、初期費用だけを見ると高く感じます。
しかし、光熱費やメンテナンス費を考えると、生涯コストではむしろお得です。

家族の健康、快適さ、家計を守るためにも、高性能住宅は賢い選択だと言えるでしょう。

まとめ|高性能住宅の費用は長い目で見るとお得

高性能住宅は、たしかに一般住宅より建築費が高くなることが多いです。

しかし、毎月の光熱費や将来のメンテナンス費用まで考えると、実はトータルでお得になることが多いということがわかります。

光熱費が安くなれば、家計に余裕ができますし、エアコン1台で快適に過ごせるのはとても便利です。

さらに、家が長持ちするので、将来の大きなリフォーム費用も抑えられます。

住宅ローンは払い終わっても、光熱費などのランニングコストは暮らしていく上でなくならない支出です。

「目先の価格だけでなく、暮らしてからの費用も考えたい」

「家族が健康で快適に暮らせる家に住みたい」

そんな方には、高性能住宅はとてもおすすめです。

岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。
HEAT20 G3ランクの居心地の良い空間です。

7月26日(からOPEN予定です!

【SANKOの家 平屋モデルハウスの詳細】

ぜひ体感してみてください。ご来場お待ちしております。