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2025.10.18
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高気密住宅の魅力を徹底解説!気密の仕組みと快適な暮らしの関係【岡山注文住宅コラムvol.152】
岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。
家づくりを考えるとき、「断熱」という言葉はよく耳にしますが、「気密」については意外と理解が難しいという声を多く聞きます。
気密性能は、住まいの快適さや省エネ性に大きく関わる重要な要素です。

この記事では、気密とは何か、そして高気密住宅にすることで得られるメリットと注意点を詳しく解説します。
さらに、SANKOの家づくりでどのように高気密性能を実現しているかもご紹介します。
これから高性能な家を建てたい方、家族が一年中快適に過ごせる住まいを求めている方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
「気密」って何?
気密とは、住宅の隙間をどれだけ少なくできているかを示す性能のことです。
具体的には、建物の中と外の空気がどれほど出入りしているかを数値化して評価します。
この数値を「C値(相当隙間面積)」と呼び、数値が小さいほど隙間が少なく、気密性が高い家ということになります。
たとえば、C値1.0というのは、住宅全体の延床面積1㎡あたりに1㎠の隙間がある状態を指します。
一般的に高気密住宅とされている住宅はC値0.5以下ですが、SANKOの家ではC値0.1以下を実現させています。
気密が高い住宅は、外気が侵入しにくく、室内の暖かさや涼しさを逃さない構造になっています。
そのため、冷暖房効率が上がり、光熱費の削減にもつながります。
「気密」が良い(高気密)ってどんな状態?
高気密な家とは、家の内部を外気の影響からしっかり守れる状態を指します。
外壁・床・屋根・窓など、住宅のあらゆる接合部を丁寧に施工し、空気の通り道となる隙間を極限まで減らします。
気密が良い状態では、以下のような特徴が見られます。
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エアコン1台でも家全体の温度差が少ない
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冬のすきま風がなく、室内の温度が均一に保たれる
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壁や窓の結露が起きにくい
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花粉やPM2.5などの侵入が防げる
SANKOの家では、断熱等級7・高気密性能を実現し、計画換気システムと組み合わせることで、一年中快適な室内環境をつくり出しています。
高気密住宅のメリット
1. 冷暖房効率が向上し、省エネにつながる
高気密な住宅は、室内の空気が外に漏れにくく、外気も入りにくいため、エアコンの効きが良くなります。
一般的な住宅では、暖房を入れても外に熱が逃げやすいのに対し、高気密住宅ではわずかな冷暖房で家全体の温度を一定に保てます。
たとえば、SANKOの高気密住宅では、夏でも冬でもエアコン1台で家全体が20℃前後を維持できる設計です。
結果として、光熱費が年間で約30%以上削減できるケースもあります。

2. 結露やカビを防ぎ、家が長持ちする
隙間が多い住宅では、外気の湿気が入り込み、壁内やサッシ周りに結露が発生しやすくなります。
一方で、高気密住宅では空気の流れをコントロールできるため、計画的な換気が可能になります。これにより、内部結露の発生を防ぎ、木材や断熱材の劣化を抑えることができます。
SANKOの家では、気密性能を高めることで結露を防ぎ、メンテナンス性に優れた長寿命住宅を実現しています。
3. 室内の空気が清潔に保たれる
高気密住宅では、計画換気によって常に新鮮な空気が循環しています。
花粉・ホコリ・外気の汚染物質が入りにくいため、アレルギー対策にも効果的です。
特に、小さな子どもやアレルギー体質の家族がいる家庭では、空気の質が住み心地を大きく左右します。

高気密住宅のデメリット
1. 適切な換気計画が必要になる
建築基準法で24時間換気システムの導入が義務付けられています。
特に高気密な住宅では、計画的な換気が不可欠です。
換気システムにはいくつかの種類があり、第一種換気システムでは初期コストやランニングコストがかかり、定期的なメンテナンスが必要です。
一方、第三種換気システムは初期コストとランニングコストを抑え、メンテナンスの手間もそれほどかかりません。ただし、効果的に空気を巡らせるためにはC値0.3以下の高気密住宅である必要があります。

2. 施工品質に大きく左右される
高気密住宅は、設計だけでなく職人の施工技術が非常に重要です。
わずかな施工ミスや隙間が性能低下につながるため、信頼できる工務店選びがポイントになります。
SANKOでは、自社大工による丁寧な施工と、気密測定による品質チェックを行い、どの家も気密値は0.1以下を実現しています。

高気密住宅にするためのポイント
1.専属大工による施工の精度
コンセントまわりや配管部分、サッシの取り合いなど、小さなすき間が気密性能を大きく左右します。
専属大工はそれらの「気密の弱点」を熟知しており、1mm単位で丁寧に処理を行います。
2. 窓と断熱材の選定
家の隙間の多くは「窓」から生まれます。
高気密住宅を実現するには、樹脂サッシ+トリプルガラスなどの高性能窓を選ぶことが重要です。
SANKOでは、エクセルシャノン社の「シャノンウィンドNS50」を採用し、気密性・断熱性ともに国内トップクラスの性能を誇ります。
3. 施工段階での気密測定
実際の気密性能は、建物完成後に「気密測定」で確認します。
断熱の性能値は計算で出しますが、気密の性能値は実測しなければ出せません。
SANKOの家では、全棟で気密測定を実施し、数値で品質を証明しています。

4. 設計段階からの一体的な計画
気密性能は、断熱材や窓だけでなく、家全体の設計バランスで決まります。
構造計算や換気設計を同時に行うことで、気密・断熱・換気が最適化され、快適でエネルギー効率の高い住まいが完成します。
まとめ
気密とは、住宅内の空気を逃がさず、外気を入れないための大切な性能です。
高気密な家は、光熱費の削減、結露防止、空気の清浄化など多くのメリットをもたらします。
一方で、換気計画や施工精度の確保が重要であり、信頼できる住宅会社の技術力が欠かせません。
SANKOの家では、断熱等級7・高気密構造・計画換気を組み合わせることで、家族が健康で快適に暮らせる住まいを実現しています。
岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。
HEAT20 G3ランクの快適で、居心地の良い空間です。
