【岡山注文住宅コラムVol.006】気密性能に関して【高性能住宅】

岡山県の県南エリア【岡山市・倉敷市・玉野市・笠岡市・井原市、総社市、高梁市、赤磐市、浅口市、和気町、早島町、里庄町、矢掛町、吉備中央町】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

 

SANKOの家が、

ランニングコストの高い設備を導入せずに、

エアコン1台で快適な室温に保たれているのには

理由があります。

 

それは、

 気密 (C値)を大事にしているから。

 

「断熱性能」はよく聞くけれど、

「気密性能」は聞いたことが無い。

そういった方も多いのではないでしょうか。

 

断熱性能だけ上げても、

快適な家にはなりません。

 

それどころか、

気密性能を考えた家づくりをしないと、

 

計画的な換気がされず、

空気が澱んだ家になってしまう

危険性もあるんです！

 

失敗しない家づくりを解説します。

 

 

気密性とは？

 

 

気密性がある家とは

家の外周部に隙間の無い家ということです。

 

家を見て「あの家隙間が多いね」

とか「隙間が少ないね」

なんて話はしませんよね。

 

しかし、家には小さな隙間が

たくさん開いているんです！

 

例えば、引き違いの窓は

隙間があるから窓が左右に動くわけです。

 

また、真冬の風が強い日に

外壁に面してついている

コンセントボックスに手をかざすと

冷気が入ってくる……なんてこともあるんです。

 

 

こうした目ではなかなか確認できない

小さな隙間が家には開いています。

 

単位としてはC値という値で表され、

小さいほど隙間が少なくて気密性がいい！

という事になります。

 

一般的な住宅は

C値5.0くらいの様です。

 

そしてC値が2.0以下になると

高気密住宅と一般的には言われています。

 

ちなみにSANKOは0.1以下が標準なので

一般的な高気密住宅の20分の1しか隙間のない家です。

 

具体的に

一般的な住宅＝C値5.0

SANKOの家＝C値0.1

だと、どれくらいの隙間の差があるのか

 

よくハガキで例えられるのですが、

C値5.0がハガキ3.4枚分だとすると、

0.1以下というと切手サイズになります。

 

 

なぜ気密性が大事なのか

 

気密が低い家は隙間が多い家のことだと

お伝えしましたが、

 

家に隙間が多いという事は、

冬に隙間から冷気が侵入しやすく

寒い家になるということです。

 

同時に室内で温めた空気が

どんどん外へ逃げてしまいます。

 

夏はその逆で、

暑い熱がどんどん室内へ入ったり、

冷房をかけても全然効かないという事になるわけです。

 

という事は、

 家の中が不快になる 

そして、

 光熱費がかかる という事です。

 

 

そのほか、

換気にも影響が出てきます。

 

現在住宅には、

24時間換気というのが義務付けられており、

多くの家で第3種換気というものを採用しています。

 

 

隙間が多い家だと「給気口」という

外気を取り入れるところから

十分な空気が入らなくなります。

 

そうなると、

十分な換気が行なわれず、

家の中の空気が澱んだままになり、

匂いがずっと残り続けます。

 

それと、

どこから入ってきたの？と思うような虫を

家の中で見かける事はありませんか？

 

虫はだいたい家の隙間から侵入しているんですよ。

 

だから隙間を無くすと、

虫が家に入ってこなくなります！！

 

虫が嫌いな奥様は多いと思いますので、

隙間をつくらない、

気密性の高い家にすることは大事です。

 

家を長寿命にする

 

気密の良い家は壁内結露も防ぎます。

 

断熱だけを上げた家では、

外気と室内の気温差で

結露が発生してしまいます。

 

湿気でカビてしまい、

家の構造材が痛み、

ダニが繁殖してアレルギーを

引き起こす原因にもなります。

 

窓の結露なら拭き取れても、

壁の内側はどうしようもありません。

 

家の寿命を延ばし、

健康で快適に過ごすためには

気密は必須です。

 

まとめ

 

現在の省エネ基準法には

気密の基準が無いため、

日本の住宅の気密レベルは低いです。

 

昔の省エネ基準では

気密の基準もありましたが、

無くなってしまいました。

 

理由のひとつとして、

この気密性能(C値)というのは

実際に 現場で実測 をしないとわからないからです。

 

お役所が図面でチェックできないし、

わざわざ実測するのは時間もかかる。

 

でも、自分の家がどの程度の気密値があるか

ちゃんと知っておかなければ不安ではないですか？

 

必ず家を建てる際は 気密測定 をしてもらいましょう。

 

電気代を掛けずに

快適な家にしたい方は

 気密レベルは絶対に高い方がいい です。

 

 

そして気密を高めてしっかりと

計画換気ができる家にすることが大切です。

 

気密値を実測している実績のある会社の

気密測定会に見学に行ってみてはいかかでしょうか。

 

SANKOは全棟気密測定を実施しておりますので、

新築一戸建てをご検討の方は、

是非来てみてくださいね。

 

youtubeでも解説しておりますので、

是非見てみてください。

 

岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方は

モデルハウスにお越しください。

これからの時期は涼しくて

心地良い体感が出来ますよ。