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2025.12.08
HEAT20 G3グレードとは?初心者でもわかる断熱基準を解説【岡山注文住宅コラムVol.174】
岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

「高断熱住宅について知りたい」
「HEAT20ってどういうもの?」
という疑問を持つ方は多いと思います。
また、住宅性能については専門的な内容が多く、初めて耳にする方にとって分かりづらい内容が多くあります。
この記事では、高断熱住宅の基準として注目されているHEAT20を中心に、断熱性能の考え方や地域区分、既存基準との違いを初心者にも分かりやすく解説します。
この記事を読むことで、断熱性能の違いが住宅の住み心地にどれほど影響するのか理解でき、高断熱住宅を選ぶ際に失敗しないための基礎知識が身につきます。
岡山県で高断熱住宅の建築を検討しているご家族、冬の寒さや夏の暑さに悩まされたくないご家族、健康で快適に暮らせる住まいを求めるご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
HEAT20って何?
HEAT20とは、正式名称を「一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」といい、住宅の断熱性能を国の基準より高く引き上げることを目的に活動しています。
HEAT20が目指しているのは、単なる省エネルギーではなく、「家族が健康に暮らせる環境」を実現することです。
特に、冬のリビングと廊下、脱衣所の温度差をなくすことを重要視しており、住まいの快適性を数値化して評価する指標を提供しています。
そのため、HEAT20の基準を満たす住宅は、将来的に標準化される高断熱住宅の先駆けとなり、長期的な健康・省エネ・住宅寿命の向上に大きく貢献します。
“暮らす人が快適な家”を考える
国の省エネ基準は「光熱費を削減するための性能」を評価する指標です。
これに対してHEAT20は「身体に感じる温度=体感温度」を重視しており、「住んでからの満足度」や「温熱環境の健康影響」といった生活面を評価しています。
例えば、同じ暖房設定温度20℃であっても、壁や窓から冷気を感じる住宅では“寒い”と感じます。
HEAT20の住宅はこの体感を大きく改善する性能を持っているため、暖房効率だけでなく、快適性の向上が期待できます。
HEAT20が注目されている理由は?
HEAT20が注目されている理由は、エネルギー価格の高騰や住宅の長寿命化が求められている社会背景によって、より高断熱住宅への需要が高まっているためです。
エネルギー価格は過去10年で上昇が続き、冷暖房費を抑えるためには外皮性能の向上が欠かせません。
さらに、健康面への配慮も重要な理由で、室温のバリアフリー化が進むほどヒートショックのリスクが減少します。
HEAT20の基準は室内温度の安定に直結するため、特に小さなお子様や高齢者が安心して生活できる点が評価されています。
断熱性能の高い住宅は結露も発生しにくく、建物自体の寿命を延ばす点でもメリットが大きく、住宅の価値を長く維持したいご家族からも支持されています。
住宅の断熱性能って何?
断熱性能とは、壁・床・天井・屋根・窓といった、外気と室内を隔てる部分の性能を指します。
断熱材の厚さや窓の性能によって大きく変わり、断熱性能が低い住宅では、冬の冷気や夏の熱気が直接室内に伝わりやすく、冷暖房をつけても部屋の温度が安定しません。
逆に断熱性能の高い高断熱住宅では、暖房を切った後もゆっくり温度が下がるため、家全体が長時間快適な温度を維持できます。
HEAT20にはどんな基準がある?
HEAT20のグレードは「室温維持性能」をベースとしており、同じ外気温でも室内がどの程度暖かく保てるかが基準になっています。
外気温0℃の日に無暖房で測定すると、
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G1:8℃前後
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G2:10〜13℃前後
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G3:13〜15℃前後
と言われており、G3は国内トップクラスの性能です。
地域区分

HEAT20では、住む地域の気候に合わせた「地域区分」を設け、それぞれに必要な断熱性能を設定しています。
これは、気温・湿度・日射量などが地域によって大きく異なるため、求められる性能が変わるからです。
たとえば北海道(1地域)のような寒冷地では高い断熱性能が求められますが、岡山(6地域)は「冬の冷え込み」と「夏の暑さ」がどちらも強いため、夏冬どちらにも効果的なバランスのよい性能が重要になります。
グレード
HEAT20では、家の性能を「G1・G2・G3」の3段階で評価しています。
それぞれの違いを簡単に説明すると次の通りです。

G1
G1は現在の省エネ基準より一段上の基準で、冬の寒さを感じる場面が大幅に減ります.
室温の低下がゆるやかになるため、最低限の快適性は確保できますが、廊下や脱衣所の温度差が残りやすいため、家族構成によってはG2以上の方が安心です。
G2
G2は実生活で高い快適性を感じられるレベルで、どの部屋にいても温度差が小さくなります。
ヒートショック対策にも効果的で、暖房費の削減効果も大きいのが特徴です。
快適性や省エネ性のバランスが特に良い基準と言えます。
G3
G3は国内でも最高レベルの断熱性能で、外気の影響をほとんど受けず、家じゅうが安定した温度に保たれます。
少ない暖房設備で家全体を暖められるため、光熱費削減にも大きく貢献します。
さらに、リビング・廊下・脱衣所・トイレの温度差がほぼなくなるため、冬の家の中の移動も快適。
睡眠の質が上がる、結露が減って家が長持ちするなど、暮らしの満足度も大きく向上します。
HEAT20住宅の良さって何?
HEAT20基準の高断熱住宅にすることで以下のような利点があります。
室温が安定し、生活の質が向上する
高断熱住宅は冬でも室内の温度が一定で、朝起きたときの寒さが大幅に軽減されます。
暖房を止めた状態でも温度が急激に下がりにくく、快適な環境が長時間保たれます。
特にG3では、外が氷点下でも10℃以上を維持しやすく、生活のストレスがほとんどありません。
冷暖房費が削減され、経済的メリットが大きい
断熱性能が高いほど冷暖房エネルギーが少なく済みます。
たとえばG3の住宅では、一般的な住宅と比較して年間で4〜6万円ほど光熱費が削減されるケースもあります。
長期的に住むほど投資対効果が高くなるため、家計に優しい住宅になります。
結露の抑制で家の健康も守る
窓の結露はカビやダニの原因となり、アレルギーの悪化につながります。
高断熱住宅は窓表面の温度が下がりにくいため、結露が発生しにくく、室内環境が清潔に保てます。
また、壁内結露も防ぐことができ、建物の劣化を防げるため、住宅寿命が大きく延びます。
健康被害の防止と安心の生活
家のどこにいても温度が安定することで、高齢者のヒートショックリスクが減少します。
小さな子どもでも部屋移動がしやすく、冬の入浴時の温度差が少ないため安全性が高まります。
その他の断熱性能の基準
HEAT20以外にも、住宅の性能を示す基準はいくつかあります。
省エネ基準
省エネ基準はあくまで“最低限”であり、住み心地を重視した基準ではありません。
ZEH基準
ZEHは断熱性能に加えて太陽光発電などの創エネ設備を組み合わせ、エネルギー収支ゼロを目指す基準です。
長期優良住宅
断熱性能だけでなく、耐久性・メンテナンス性などを総合評価する基準です。
これらの基準と比べて、HEAT20は「実際に暮らしたときの快適さ」に特化しています。
まとめ
HEAT20の高断熱住宅は、健康的で快適な暮らしを支え、光熱費の削減や住宅寿命の向上にもつながる非常に優れた性能を持ちます。
特に岡山県南エリアでは、G2やG3の性能が一年中快適に暮らすための基準として注目されています。
岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。
HEAT20 G3ランクの居心地の良い空間です。
高性能住宅を是非ご体感に来てみてくださいね。
