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2025.12.06
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引き戸と開き戸はどちらを選ぶ?|暮らしやすさが変わる建具の特徴と使い分けを詳しく紹介【岡山注文住宅コラムvol.173】
岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

家づくりを進める中で、「引き戸 開き戸のどちらを採用すると使いやすくなるのか知りたい」という声を多くいただきます。
建具は毎日の暮らしに直結し、暮らしやすさに大きく影響するため、特徴を理解したうえで選ぶことが大切です。
この記事では、引き戸と開き戸の違い、メリット・デメリット、建具の選び方について詳しく紹介します。読み進めていただくと、ご家族の生活動線やライフスタイルに合う建具が分かり、後悔の少ない家づくりに役立てていただけます。
家づくりを検討しているご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!
引き戸と開き戸の違いとは?

引き戸と開き戸の大きな違いは、開閉方法と必要なスペースです。
引き戸は扉を横にスライドさせるため、前後のスペースが不要です。
限られた空間でも使いやすいという特徴があります。
一方、開き戸は丁番を支点にして扉を押し引きするため、扉が動く方向にスペースを確保する必要があります。
ただし、開き戸は扉と枠が密着しやすく、気密性や遮音性に優れている点が特徴です。
これらの違いを理解することで、どの部屋にどちらの建具が合うのか判断しやすくなります。
引き戸のメリット

開閉スペースが不要で空間を広く使える
扉が横方向に動くため、廊下が狭い場所や4〜6畳程度の小さな部屋でも使いやすく、空間の無駄がありません。
軽い力で開閉しやすい
レールや上吊り金物によって軽い力で動かせるため、子どもや高齢者でも扱いやすく、家庭内の安全にもつながります。
開けたままでも邪魔にならない
扉が飛び出さないため、リビングと隣の和室をつないで広く使えるなど、空間の一体感を出しやすくなります。

バリアフリーに適している
敷居の段差を小さくしやすいため、車椅子での移動や将来の介護を見据えた設計にも向いています。
引き戸のデメリット
気密性・遮音性に弱い
隙間を完全に無くす構造ではないため、音や空気が漏れやすく、静けさを求める寝室や書斎には不向きなことがあります。
壁内部に引き込みスペースが必要
壁の中に扉を収納する必要があるため、スイッチやコンセントの配置が制限され、耐力壁の設置も難しくなる場合があります。
コストが高くなる場合がある
開き戸より金物が多く施工手間も増えるため、費用が上がるケースがあります。特に上吊り式は価格が高めです。
レールのメンテナンスが必要
床レールにはホコリが溜まりやすく、上吊りタイプでも調整が必要になることがあり、定期的な点検が欠かせません。
開き戸のメリット

気密性・遮音性が高い
枠と扉が密着するため、音や空気が漏れにくく、寝室や個室など静けさを優先したい空間に適しています。
デザインの選択肢が豊富
木目調やガラス入りなど種類が豊富で、インテリアの雰囲気に合わせて選びやすい建具です。

間取りの自由度が高い
引き込みスペースが不要なため、スイッチ・コンセントの配置に制限が少なく、設計の幅が広がります。
冷暖房効率が良い
気密性が高いため暖かい空気や冷たい空気が逃げにくく、高性能住宅とも相性が良く、光熱費の削減につながります。
開き戸のデメリット
開閉スペースが必要
扉が開く方向に60〜90cmほどの“開きしろ”が必要になるため、家具の配置が制限されることがあります。
開閉時に人とぶつかる危険がある
小さなお子さまが近くにいると扉と接触する可能性があり、慎重な開閉が求められます。
開けっぱなしだと動線の妨げになる
扉が空間に飛び出すため、廊下や狭い部屋では邪魔になり、日常の動線に影響します。
風で急に閉まる可能性がある
窓を開けていると風にあおられて勢いよく閉まり、指挟みのリスクや大きな音が発生することがあります。
建具を考える時のポイント
建具選びでは、引き戸と開き戸の特徴を理解したうえで、生活動線、部屋ごとの役割、家族構成に合わせて検討することが大切です。

家族の移動が多い場所やバリアフリーが必要な場所は引き戸が向き、
プライバシーを守りたい部屋や静けさが必要な部屋には開き戸が向いています。
加えて、家具の配置や冷暖房効率、将来的なメンテナンス性も考慮すると、長く快適に暮らせる住まいになります。
家族の暮らし方を具体的に想像しながら選ぶことが後悔しないポイントです。

まとめ
引き戸と開き戸には、それぞれ異なる特徴があります。引き戸 開き戸の違いを理解し、メリットとデメリットを比較することで、ご家族の生活に合った建具が選べます。空間の使い方、静けさの確保、将来の暮らし方を踏まえて建具を選ぶことで、より快適な住まいにつながります。
岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。
HEAT20 G3ランクの居心地の良い空間です。
高性能住宅を是非ご体感に来てみてくださいね。
